Oracle® Solaris 11.2 デバイスドライバの記述

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更新: 2014 年 9 月
 
 

デバイスプロパティー名

厳密に言えば、DDI/DKI ソフトウェアのプロパティー名には制限がありません。ただし、推奨される使い方がいくつかあります。IEEE 1275-1994「Standard for Boot Firmware」では、プロパティーは次のように定義されています。

プロパティーとは、1 から 31 文字までのプリント可能文字で構成される、人間が読めるテキスト文字列のことです。プロパティー名には、大文字や「/」、「\」、「:」、「[」、「]」、「@」の文字を含めることはできません。「+」文字で始まるプロパティー名は、将来のバージョンの IEEE 1275-1994 用に予約されています。

通常、下線はプロパティー名に使用しません。代わりにハイフン (-) を使用します。通常、疑問符 (?) で終わるプロパティー名には、文字列の値 (一般には TRUE または FALSE) を指定します (例: auto-boot?)。

ドライバ構成ファイルへのプロパティーの追加については、driver.conf(4) のマニュアルページを参照してください。pm(9P)pm-components(9P) のマニュアルページには、電源管理におけるプロパティーの使用方法が記載されています。デバイスドライバのマニュアルページにプロパティーがどのように文書化されているかの例として、sd(7D) のマニュアルページをお読みください。