Oracle® Solaris 11.2 デバイスドライバの記述

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更新: 2014 年 9 月
 
 

システム電源管理

システム電源管理では、システムの電源を切る前にシステムの状態を保存します。これにより、ふたたび電源を入れたときに、システムを以前と同じ状態に戻すことができます。

シャットダウン前の状態に戻すことを前提にシステム全体をシャットダウンするには、次の手順を実行します。

  • カーネルスレッドおよびユーザープロセスを停止します。あとからこれらのスレッドおよびプロセスを再起動します。

  • システム上のすべてのデバイスのハードウェア状態をディスクに保存します。あとからこれらの状態を復元します。


SPARC only - システム電源管理は現在、Oracle Solaris OS がサポートする一部の SPARC システムのみに実装されています。

Oracle Solaris OS のシステム電源管理フレームワークは、システム電源管理のための次の機能を提供します。

  • システムのアイドル状態のプラットフォーム非依存モデル。

  • ハードウェア状態を持つドライバを調べるためのメソッドをオーバーライドする、デバイスドライバのインタフェース群。

  • フレームワークからドライバを呼び出してデバイス状態を保存および復元するためのインタフェース群。

  • レジューム操作が発生したことをプロセスに通知するためのメカニズム。