Oracle® Solaris 11.2 デバイスドライバの記述

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更新: 2014 年 9 月
 
 

SCSI HBA ドライバ用のエントリポイント

次の表に、SCSI HBA デバイスドライバで使用できる追加のエントリポイントを示します。SCSI HBA トランスポート構造体については、 scsi_hba_tran(9S) を参照してください。その他のエントリポイントについては、Entry Points Common to All DriversおよびEntry Points for Character Device Driversを参照してください。

表 1-6  SCSI HBA ドライバ用の追加のエントリポイント
エントリポイント
用途
説明
必須
SCSI HBA (Host Bus Adapter) ドライバに転送されている、指定の SCSI コマンドを中止します。追加情報: tran_abort() Entry Point
オプション
SCSI バスをリセットします。追加情報: tran_bus_reset() Entry Point
必須
SCSI パケットに割り当てられているリソースを解放します。追加情報: tran_destroy_pkt() Entry Point
必須
SCSI パケットに割り当てられている DMA リソースを解放します。追加情報: tran_dmafree() Entry Point
必須
HBA ドライバによって提供される特定の機能の現在の値を取得します。追加情報: tran_getcap() Entry Point
必須
SCSI パケットにリソースを割り当てて初期化します。追加情報: Resource Allocation
オプション
通常は動的再構成のために、SCSI バス上のすべての動作を停止します。追加情報: Dynamic Reconfiguration
必須
SCSI バスまたはターゲットデバイスをリセットします。追加情報: tran_reset() Entry Point
オプション
バスのリセットに関して SCSI ターゲットデバイスの通知を要求します。追加情報: tran_reset_notify() Entry Point
必須
SCSI HBA ドライバによって提供される特定の機能の値を設定します。追加情報: tran_setcap() Entry Point
必須
SCSI コマンドのトランスポートを要求します。追加情報: tran_start() Entry Point
必須
HBA ドライバまたはデバイスによるデータのビューを同期させます。追加情報: tran_sync_pkt() Entry Point
オプション
ターゲットデバイスに代わって、割り当てられた SCSI HBA リソースが解放されるように要求します。追加情報:
オプション
ターゲットデバイスに代わって、SCSI HBA リソースが初期化されるように要求します。追加情報:
オプション
SCSI バス上の指定されたターゲットを調べます。追加情報: tran_tgt_probe() Entry Point
オプション
通常は動的再構成のために、tran_quiesce (9E) が呼び出されたあとで SCSI バス上の入出力動作を再開します。追加情報: Dynamic Reconfiguration