Oracle® Solaris 11.2 デバイスドライバの記述

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更新: 2014 年 9 月
 
 

文字ドライバの構造の概要

Figure 15–1 は、文字デバイスドライバの構造を定義するデータ構造体とルーチンを示しています。デバイスドライバには通常、次の要素が含まれています。

  • デバイスでロード可能なドライバセクション

  • デバイス構成セクション

  • 文字ドライバのエントリポイント

次の図の陰付きのデバイスアクセスセクションは、文字ドライバのエントリポイントを示しています。

図 15-1  文字ドライバのロードマップ

image:この図は、文字デバイスドライバの構造とエントリポイントを示しています。

各デバイスドライバには dev_ops (9S) 構造体が関連付けられており、これがさらに cb_ops(9S) 構造体を参照しています。これらの構造体には、次のドライバエントリポイントへのポインタが含まれています。


注 -  これらのエントリポイントの一部は、必要に応じて nodev (9F) または nulldev (9F) で置き換えることができます。