デバイス属性情報は、プロパティーと呼ばれる名前-値ペアの表記で表すことができます。
たとえば、デバイスレジスタとオンボードメモリーは reg プロパティーで表すことができます。reg プロパティーは、デバイスハードウェアレジスタを記述するソフトウェアの抽象化です。reg プロパティーの値により、デバイスレジスタのアドレス位置とサイズがエンコードされます。ドライバは、reg プロパティーを使用してデバイスレジスタにアクセスします。
別の例として interrupt プロパティーがあります。interrupt プロパティーは、デバイス割り込みを表します。interrupt プロパティーの値により、デバイス割り込み PIN がエンコードされます。
プロパティーには次の 5 つの型の値を割り当てることができます。
バイト配列 – 任意の長さの一連のバイト
整数プロパティー – 整数値
整数配列プロパティー – 整数の配列
文字列プロパティー – null で終わる文字列
文字列配列プロパティー – null で終わる文字列のリスト
値を持たないプロパティーは、boolean プロパティーとみなされます。boolean プロパティーが存在する場合は真 (true) です。boolean プロパティーが存在しない場合は偽 (false) です。