SR-IOV デバイスの PF ドライバは、SR-IOV 対応デバイスの物理機能 (PF) を管理するために使用されます。SR-IOV 機能をサポートする PCI 機能については、SR-IOV 仕様で規定されています。PF は SR-IOV 機能構造を含んでおり、SR-IOV の機能を管理するために使用されます。PF は完全な機能を備えた PCIe 機能であり、ほかの PCIe デバイスと同様に発見、管理、および操作を行えます。PF は完全な構成リソースを備えているため、PCIe デバイスの構成や制御に使用できます。PF ドライバが示す特性は次のとおりです。
ルートドメインでのみ表示されます
データ移動機能を備えている場合も備えていない場合もあります。PF ドライバは SR-IOV モードでも機能すべきです。
Oracle Solaris IOV フレームワークで提供されている API 経由で SR-IOV 機能の有効化と無効化を制御します。
ある特定の PF で構成される VF の数は、システム管理者によって決定されます。この数は、Sparc OVM プラットフォームではマシン記述子 (MD) 内に、基本的な環境では構成ファイル内に、それぞれ定義されます。
PF ドライバは、接続段階で VF を有効化するために、DDI インタフェース経由で Oracle Solaris IOV フレームワークを呼び出します。接続時に PF ドライバが VF を有効化しなかった場合、そのドライバが IOV 機能を備えていることがドライバコールバックフラグに示されているかぎり、Oracle Solaris IOV フレームワークはその接続後に VF の構成を試みます。
PF はデバイス固有のメカニズムを介して、関連付けられた各 VF を個別に有効化および無効化できます。