Oracle® Solaris 11.2 デバイスドライバの記述

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更新: 2014 年 9 月
 
 

ブロックドライバの構造の概要

Figure 16–1 は、ブロックデバイスドライバの構造を定義するデータ構造体とルーチンを示しています。デバイスドライバには通常、次の要素が含まれています。

  • デバイスでロード可能なドライバセクション

  • デバイス構成セクション

  • デバイスアクセスセクション

次の図の陰付きのデバイスアクセスセクションは、ブロックドライバのエントリポイントを示しています。

図 16-1  ブロックドライバのロードマップ

image:この図は、ブロックデバイスドライバの構造とエントリポイントを示しています。

各デバイスドライバには dev_ops(9S) 構造体が関連付けられ、これがさらに cb_ops(9S) 構造体を参照しています。ドライバのデータ構造体の詳細については、Chapter 6, Driver Autoconfigurationを参照してください。

ブロックデバイスドライバは、次のエントリポイントを提供します。


注 - 一部のエントリポイントは、必要に応じて nodev (9F) または nulldev(9F) で置き換えることができます。