Oracle® Solaris 11.2 デバイスドライバの記述

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更新: 2014 年 9 月
 
 

仮想メモリー

Oracle Solaris 仮想メモリーシステムの全体的な概要については、このドキュメントが対象とする範囲に含まれていませんが、デバイスドライバについて説明するときに特に重要な仮想メモリー用語として、仮想アドレスとアドレス空間という 2 つの用語を使用しています。

  • 仮想アドレス仮想アドレスは、メモリー管理ユニット (MMU) によってハードウェアの物理アドレスにマップされたアドレスです。ドライバによって直接アクセスできるアドレスはすべて、カーネル仮想アドレスです。カーネル仮想アドレスは、カーネルアドレス空間を参照します。

  • アドレス空間アドレス空間は、仮想アドレスセグメントのセットです。各セグメントは、連続した範囲の仮想アドレスです。各ユーザープロセスは、ユーザーアドレス空間と呼ばれるアドレス空間を持ちます。カーネルには、カーネルアドレス空間と呼ばれる独自のアドレス空間があります。