Oracle® Solaris 11.2 デバイスドライバの記述

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更新: 2014 年 9 月
 
 

ドライバのチューニング

Oracle Solaris OS には、ユーザーがドライバのカウンタを実装できるように、カーネル統計構造体が用意されています。trace 機能を使用すると、パフォーマンスの解析をリアルタイムで行えます。このセクションで説明するデバイスのパフォーマンスに関するトピックは、次のとおりです。

  • Kernel Statistics – Oracle Solaris OS には、カーネル内のパフォーマンス統計を取得するための一連のデータ構造体と関数が用意されています。カーネル統計 (stats と呼ばれる) を使用すると、ドライバは、システムの実行中に連続的な統計情報をエクスポートできます。stat のデータは stat 関数を使用してプログラムで処理されます。

  • trace for Dynamic Instrumentation - trace を使用すると、ドライバに計測機能を動的に追加できるため、システム解析やパフォーマンス測定などのタスクを実行できます。trace は事前定義の stat 構造体を活用します。