4.11 パスワードのリセットとCMOS NVRAMの消去

CMOS NVRAMとBIOSパスワードは、マザーボードにあるCLR CMOSボタンを押して消去できます。BIOS設定ユーティリティからBIOSパスワードもリセットできます。

SPパスワードのリセットの手順は、7.2.2 「Oracle ILOMのデフォルト設定へのりストア」を参照してください。

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注意 - これらの手順では、静電放電に敏感なコンポーネントを扱うことが必要になります。この放電によりシステム・コンポーネントが故障する可能性があります。損傷を防ぐには、2.7 「静電放電と静電防止方法の実行」で説明しているように、静電防止の方法に従ってください。

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注意 - この方法を実行する前に、必ずSCの電源を切ってください。この手順を実行する前に、SCの電源を切り、システム・シャーシから取り外す必要があります。SCの電源切断の手順は、「システム・コントローラの電源を切る」を参照してください。

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CLR CMOSボタンを使用してBIOSパスワードをリセットしCMOS NVRAMを消去する

1. 保守のためにSCの準備をします。
   1. 静電気除去リスト・ストラップを着用します。

      2.7 「静電放電および静電防止対策の実行」を参照してください。

   2. SCをシステムから取り外します。

      SCをシャーシから取り外すと、SCの電源が切れます。

      2.8 「システム・シャーシからのSCの取外し」を参照します。

   3. SCの上部カバーを取り外します。

      2.9 「SCの上部カバーの取外し」を参照してください。

2. 鉄筆を使用して、CLR CMOSボタンを押して放します(「CLR CMOSボタンの位置」)。
   

   図4-25 CLR CMOSボタンの位置

   
3. SCを動作状態に戻します。
   1. SCの上部カバーを取り付けます。

      6.1 「SCの上部カバーの取付け」を参照してください。

   2. SCをシステムに取り付けます。
   3. 6.2 「システム・シャーシへのSCの取付け」を参照してください。
   4. SCの電源を入れます。

      「システム・コントローラの電源を入れる」を参照してください。

      SCの電源を入れて起動するとき、NVRAMが消去されたことを示すメッセージが表示されます。

      BIOSパスワードはデフォルト値にリセットされ、CMOS NVRAMは消去されます。

4. SC上の電源/OK LEDが点灯していることを確認します。