手動コマンド行モードでは、指定されたファームウェアファイルを使用して 1 つのコンポーネントを更新できます。さらに、コンポーネントの現在のファームウェア、ファイル内のファームウェア、およびファームウェアファイルとの互換性があるコンポーネントに関する情報のリストを表示することもできます。ファームウェアのアップグレードプロセスの一部として、コンポーネントをリセットすることもできます。
手動モードの fwupdate コマンドを使用するときには、次の要件が適用されます。
fwupdate コマンドを実行するには、Unix ベースのプラットフォームではルート権限、Windows プラットフォームでは管理者権限を持っている必要があります。
コマンド行の 1 回の実行につき、ターゲットデバイスを 1 つだけアップグレードできます。
コマンド行で指定できるファイルタイプとファイルは、それぞれ 1 つだけです。
複数の異なるファームウェアファイルを含むコンポーネントでは、個別のコマンド行を実行する必要があります。
Oracle Solaris OS が動作しているサーバーの場合: 任意のデバイスのホットプラグを行ったあとに、devfsadm -C コマンドを実行してシステムのすべてのデバイスノードを再列挙してから、fwupdate コマンドを実行します。
手動モードの場合は、次の構文を使用します。
fwupdate subcommand target options
ここで、target は一覧または更新の対象であるデバイスのタイプ、options はサブコマンド固有のオプションで、subcommand オプションは次の表に一覧表示されています。
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