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Oracle® Server CLI ツール ユーザーズガイド

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更新: 2015 年 12 月
 
 

コンポーネントのファームウェアの更新 (手動モード)

fwupdate の手動モードを使用すると、プラットフォームファームウェアのダウンロードで提供されたファームウェアのイメージファイルに含まれているファームウェア更新情報を使用して、1 つのデバイスを更新できます。このコマンドの 1 回の実行につき、ファームウェアイメージとコンポーネントをそれぞれ 1 つだけ指定できます。

Hardware Management Pack 2.3.1 に追加されたコントローラターゲットに関する次の点を確認してください。

  • サポートされるシステムで NVMe デバイスを更新するには、nvme-controller-firmware が使用されます。

  • アドインの PCIe ネットワークアダプタ、またはオンボード (LOM (LAN on Motherboard) とも呼ばれます) のコントローラファームウェアを更新するには、nic-controller-firmware を使用します。現在、一部の Intel ベースの Ethernet コントローラまたはオペレーティングシステムでは、この機能を使用できません。詳細は、http://www.oracle.com/goto/ohmp にあるサポートマトリクスを参照してください。

  • 手動モードを使用してファームウェアを更新するには、次のように入力します。

    fwupdate update target -n device options -f filename

    例:

    fwupdate update disk-firmware -n c1d1 -f diskfirmware.file

    手動モードの update サブコマンドは、次のターゲットをサポートしています。

    • sp-bios-firmware

    • disk-firmware

    • expander-firmware

    • expander-manufacturing_image

    • fc-controller-firmware

    • ib-controller-firmware

    • sas-bridge-firmware

    • sas-controller-firmware

    • sas-controller-bios

    • sas-controller-fcode

    • sas-controller-efi

    • nvme-controller-firmware

    • nic-controller-firmware


    注 -  fwupdate の 1 回の実行につき、ターゲットデバイスを 1 つだけ指定できます。更新が必要なすべてのターゲットデバイスに対して、個別に fwupdate コマンドを実行する必要があります。

    注 -  Flash Accelerator F40 PCIe カードのストレージデバイスファームウェアは直接更新できません。Flash Accelerator F40 PCIe カードのストレージデバイスファームウェアは、一般的なファームウェアパッケージが PCIe カードに適用されている場合に更新されます。Flash Accelerator F40 PCIe カードのストレージデバイスに直接更新を適用しようとすると、エラーが発生します。

    手動モードの update サブコマンドのオプションを次の表に示します。

    ショートオプション
    ロングオプション
    説明
    –n
    –-device_name
    更新するデバイスの名前。この名前はマッピングされた名前であり、fwupdate list コマンドを使用して取得できます。このオプションは、単一コンポーネントモードで必須ですが、XML メタデータファイルで使用される場合はオプションです。
    –f
    –-filename=filename
    必須のオプションです。必須のパラメータを使用して、適用するファームウェアイメージのファイル名を指定します。
    –r
    –-reset
    更新の完了後にコンポーネントをリセットします。
    –d
    –-dry-run
    オプション。すべての入力を確認し、ファームウェアおよびコンポーネントで使用可能な予行演習の check コマンドを実行しますが、永続的な変更は行われません。
    –o
    –-output=filename
    指定されたファイルにすべてのアクションのログを記録します。
    –q
    –-quiet
    情報メッセージを出力せずに、エラーコードのみを返します。
    該当なし
    –-silent-reboot
    プロンプトなしでファームウェアを更新するためのリブートを有効にします。リブートは自動的に実行されます。
    該当なし
    –-silent-no-reboot
    プロンプトなしで no-reboot オプションを有効にします。ユーザーにプロンプトが表示されず、リブートは実行されません。

    注 -  ファームウェアの更新を完了するために、システムのリブートが必要な場合があります。