ILOM ウォッチドッグの状態に関連するエラー
次の表に示すエラーは、(ユーザーによって設定される) ILOM ウォッチドッグの「Admin state」が「Current state」と異なるときに発生します。エラーメッセージのあとに、メッセージの理由と問題の解決方法が表示されます。そのような場合、ilomconfig list によって、エラー状態を示す文字列が表示されます。
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Oracle ILOM does not support health query.Need to have ILOM 3.2.2 or greater.
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Oracle ILOM ウォッチドッグでは、IPMI によるヘルスの問い合わせをサポートするには Oracle ILOM 3.2.2 以降が必要です。以前のバージョンの Oracle ILOM を使用している場合、ILOM ウォッチドッグを有効にできません。
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次のいずれかを実行します。
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次のコマンドを使用して ILOM ウォッチドッグを無効にします。
ilomconfig disable ilomwatchdog
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Oracle ILOM を以降のバージョンに更新します。
Oracle ILOM の更新後に、次のコマンドを実行してウォッチドッグをリロードします。
/etc/init.d/hmp_watchdogd reload
または
service hmp_watchdogd reload
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IPMI command failed connection.Check IPMI driver.
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ILOM ウォッチドッグは、IPMI を使用して Oracle ILOM と通信します。
ホストで IPMI の問題が発生し、Oracle ILOM と通信できない場合に ILOM ウォッチドッグが現在「Enable」状態のときは、ILOM ウォッチドッグはこれを自動的に認識し、「Inactive」状態に変更します。
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ホストで IPMI ドライバをトラブルシューティングします。
IPMI の問題が解決したら、ILOM ウォッチドッグは、IPMI の問題の解決後の問い合わせ間隔 (デフォルトは 60 秒) 中にこれを検出し、「Enable」状態に変更します。
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SP is not running Oracle ILOM.
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ILOM ウォッチドッグは有効になっていますが、SP は Oracle ILOM を実行していません。
ILOM ウォッチドッグが現在「Enable」状態の場合、ILOM ウォッチドッグはこれを自動的に認識し、「Inactive」状態に変更します。
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SP をリブートします。
ILOM ウォッチドッグが非アクティブ状態のとき、SP が正常にリブートすると、ILOM ウォッチドッグはヘルスの問い合わせを Oracle ILOM に正常に送信したあとで、自動的に「Enable」状態に変更されます。
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SP is not running Oracle ILOM or Host-to-ILOM Interconnect is not enabled.
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Emulex Pilot 3 BMC が搭載され、ILOM ウォッチドッグが有効になったプラットフォームで、SP が Oracle ILOM を実行していないか、ホストと ILOM の相互接続が有効ではありません。
ILOM ウォッチドッグが現在「Enable」状態の場合、ILOM ウォッチドッグはこれを自動的に認識し、「Inactive」状態に変更します。
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ホストと ILOM の相互接続が有効になっていることを確認して、有効になっている場合は、SP が Oracle ILOM を実行していることを確認します。
ILOM ウォッチドッグが「Inactive」状態のときにホストと ILOM の相互接続が有効にされると、SP が正常に Oracle ILOM を実行し、ILOM ウォッチドッグが正常にヘルスの問い合わせを Oracle ILOM に送信したあとで、自動的に「Enable」状態に変更されます。
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Unknown failure in ILOM watchdog.
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ILOM ウォッチドッグは有効ですが、いくつかの予期しないエラーが発生しています
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Oracle に障害を報告します。
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