Go to main content
Oracle® Server CLI ツール ユーザーズガイド

印刷ビューの終了

更新: 2015 年 12 月
 
 

ILOM ウォッチドッグの状態に関連するエラー

次の表に示すエラーは、(ユーザーによって設定される) ILOM ウォッチドッグの「Admin state」が「Current state」と異なるときに発生します。エラーメッセージのあとに、メッセージの理由と問題の解決方法が表示されます。そのような場合、ilomconfig list によって、エラー状態を示す文字列が表示されます。

エラーメッセージ
問題
解決方法
Oracle ILOM does not support health query.Need to have ILOM 3.2.2 or greater.
Oracle ILOM ウォッチドッグでは、IPMI によるヘルスの問い合わせをサポートするには Oracle ILOM 3.2.2 以降が必要です。以前のバージョンの Oracle ILOM を使用している場合、ILOM ウォッチドッグを有効にできません。
次のいずれかを実行します。
  • 次のコマンドを使用して ILOM ウォッチドッグを無効にします。

    ilomconfig disable ilomwatchdog

  • Oracle ILOM を以降のバージョンに更新します。

    Oracle ILOM の更新後に、次のコマンドを実行してウォッチドッグをリロードします。

    /etc/init.d/hmp_watchdogd reload

    または

    service hmp_watchdogd reload

IPMI command failed connection.Check IPMI driver.
ILOM ウォッチドッグは、IPMI を使用して Oracle ILOM と通信します。
ホストで IPMI の問題が発生し、Oracle ILOM と通信できない場合に ILOM ウォッチドッグが現在「Enable」状態のときは、ILOM ウォッチドッグはこれを自動的に認識し、「Inactive」状態に変更します。
ホストで IPMI ドライバをトラブルシューティングします。
IPMI の問題が解決したら、ILOM ウォッチドッグは、IPMI の問題の解決後の問い合わせ間隔 (デフォルトは 60 秒) 中にこれを検出し、「Enable」状態に変更します。
SP is not running Oracle ILOM.
ILOM ウォッチドッグは有効になっていますが、SP は Oracle ILOM を実行していません。
ILOM ウォッチドッグが現在「Enable」状態の場合、ILOM ウォッチドッグはこれを自動的に認識し、「Inactive」状態に変更します。
SP をリブートします。
ILOM ウォッチドッグが非アクティブ状態のとき、SP が正常にリブートすると、ILOM ウォッチドッグはヘルスの問い合わせを Oracle ILOM に正常に送信したあとで、自動的に「Enable」状態に変更されます。
SP is not running Oracle ILOM or Host-to-ILOM Interconnect is not enabled.
Emulex Pilot 3 BMC が搭載され、ILOM ウォッチドッグが有効になったプラットフォームで、SP が Oracle ILOM を実行していないか、ホストと ILOM の相互接続が有効ではありません。
ILOM ウォッチドッグが現在「Enable」状態の場合、ILOM ウォッチドッグはこれを自動的に認識し、「Inactive」状態に変更します。
ホストと ILOM の相互接続が有効になっていることを確認して、有効になっている場合は、SP が Oracle ILOM を実行していることを確認します。
ILOM ウォッチドッグが「Inactive」状態のときにホストと ILOM の相互接続が有効にされると、SP が正常に Oracle ILOM を実行し、ILOM ウォッチドッグが正常にヘルスの問い合わせを Oracle ILOM に送信したあとで、自動的に「Enable」状態に変更されます。
Unknown failure in ILOM watchdog.
ILOM ウォッチドッグは有効ですが、いくつかの予期しないエラーが発生しています
Oracle に障害を報告します。