ホストウォッチドッグは、ホストの応答停止を Oracle ILOM が認識したときに、ユーザーが設定可能な事前定義アクションを Oracle ILOM が実行できるようにします。
ホストウォッチドッグのパラメータは、ilomconfig コマンドを使用するか、HMP Watchdog Agent の構成ファイルを編集することで制御できます。
ホストウォッチドッグは、標準の IPMI ウォッチドッグタイマー機能の上に構築されています。HMP Watchdog Agent は、次のように IPMI ウォッチドッグタイマーと対話します。
ホストウォッチドッグは、ユーザーによって有効にされると、IPMI ウォッチドッグタイマーがすでに開始されているかどうかを最初にチェックします。IPMI ウォッチドッグタイマーが開始されている場合、ホストウォッチドッグは、ウォッチドッグタイマーがすでに開始されており、ホストウォッチドッグが「Disable」状態のままになることを示すログメッセージを発行します。
これは、だれかがすでに IPMI ウォッチドッグタイマーを設定した場合の対処法です。
ホストウォッチドッグが有効になっているときは、ホストウォッチドッグは、IPMI ウォッチドッグタイマーをホストウォッチドッグの構成値に定期的にリセットします。
これは、HMP Watchdog Agent の外部でだれかが構成を変更した場合の対処法です。
ホストウォッチドッグは、IPMI ウォッチドッグタイマーを定期的にリセットします。OS がハングアップしたため、タイマーが期限切れになるまでに IPMI ウォッチドッグタイマーがリセットされないときは、Oracle ILOM が、「Timer Action」パラメータで指定されたアクションを実行します。
変更できるホストウォッチドッグのパラメータの詳細は、ホストウォッチドッグのパラメータを参照してください。