Oracle® Solaris 11.2 でのネットワークファイルシステムの管理

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更新: 2014 年 7 月
 
 

automount –v で生成されるエラーメッセージ

bad key key in direct map mapname

説明:  直接マップのスキャン中、autofs が接頭辞 / のないエントリ鍵を発見しました。

解決策:  直接マップ内の鍵は、フルパス名でなくてはなりません。

bad key key in indirect map mapname

説明:  間接マップのスキャン中、autofs が / を含むエントリ鍵を発見しました。

解決策:  間接マップの鍵は、パス名ではなく、単なる名称でなくてはなりません。

can't mount server: pathname: reason

説明:  サーバー上のマウントデーモンが server:pathname 用のファイルハンドルを提供するのを拒否しました。

解決策:  サーバー上のエクスポートテーブルを確認してください。

couldn't create mount point mountpoint: reason

説明:  autofs は、マウントに必要なマウントポイントを作成することができませんでした。この問題は、すべてのサーバーのエクスポートされたファイルシステムを階層的にマウントしようとする場合に頻繁に生じます。

解決策:  必要なマウントポイントは、マウントできないファイルシステム内にだけ存在するため、ファイルシステムはエクスポートできません。エクスポートされる親ファイルシステムは、読み取り専用でエクスポートされるため、マウントポイントを作成できません。

leading space in map entry entry text in mapname

説明:  autofs は自動マウントマップ内に先頭にスペースを含むエントリを発見しました。この問題は、通常、マップエントリが不当である場合に発生します。次に例を示します。

fake
/blat   		frobz:/usr/frotz 

解決策:  この例では、autofs が 2 つめの行を検出した場合に警告が生成されます。これは、最初の行がバックスラッシュ (\) で終端されていないためです。

mapname: Not found

説明:  必要とされるマップが配置されていません。このメッセージは、–v オプションが使用されている場合にだけ生成されます。

解決策:  マップ名のスペルとパス名を確認してください。

remount server:pathname on mountpoint: server not responding

説明:  autofs が、アンマウントしたファイルシステムの再マウントに失敗しました。

解決策:  My Oracle Support に連絡して支援を依頼してください。このエラーメッセージが出力されることはほとんどなく、直接的な解決策はありません。

WARNING: mountpoint already mounted on

説明:  autofs が、既存のマウントポイント上にマウントしようとしました。このメッセージは、autofs 内で内部エラー (異常) が生じたことを意味しています。

解決策:  My Oracle Support に連絡して支援を依頼してください。このエラーメッセージが出力されることはほとんどなく、直接的な解決策はありません。