Oracle® Solaris 11.2 でのネットワークファイルシステムの管理

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更新: 2014 年 7 月
 
 

名前空間データベースの作成方法

名前空間データベース (NSDB) は、単一 FedFS 名前空間に結合されているさまざまなタイプのサーバーから、ファイルセットに関する情報を提供するために使用されます。この手順は LDAP サーバーで実行されます。

始める前に

LDAP サーバーがインストールされている必要があります。

  1. 管理者になります。

    詳細は、Oracle Solaris 11.2 でのユーザーとプロセスのセキュリティー保護 の割り当てられている管理権利の使用を参照してください。

  2. /etc/openldap/slapd.conf ファイルを次のエントリで更新します。
    include         /usr/lib/fs/nfs/fedfs-11.schema
    suffix  dc=example,dc=org
    rootdn  cn=Manager,dc=example,dc=org
    rootpw  password
  3. FedFS データの識別名を作成します。
    # nsdb-update-nci -l NSDB -r port -D bind_DN -w bind-PW nce

    次に例を示します。

    # nsdb-update-nci -l localhost -r 389 -D cn=Manager -w\
          example.org dc=example,dc=org adding new entry "dc=example,dc=org"
    NCE entry created

    ここで

    –l

    NSDB を実装する LDAP サーバーを指定します

    –r

    NSDB を実装する LDAP サーバーが応答を待つポートを指定します

    –D

    NSDB 情報を変更することを許可されたユーザーの識別名を指定します

    –w

    バインド DN ユーザーのパスワードを指定します

    詳細は、nsdb-update-nci(1M) のマニュアルページを参照してください。