showmount コマンドは、次の情報を表示するために使用します。
NFS サーバーから共有している、リモートマウントされたファイルシステムを持つすべてのクライアント
クライアントによってマウントされたファイルシステムのみ
共有されたファイルシステムとクライアントアクセス情報
showmount [ –ade ] [ hostname ]
すべてのリモートマウントのリストを出力します。各エントリには、クライアント名とディレクトリが含まれます。
クライアントがリモートマウントしたディレクトリのリストを表示します。
共有されているファイル、またはエクスポートされたファイルのリストを表示します。
表示する情報の取得元 NFS サーバーを指定します。
hostname を指定しない場合、ローカルホストが照会されます。
次の例では、すべてのクライアント、およびクライアントがマウントしたローカルディレクトリが一覧表示されます。
# showmount -a bee lilac:/export/share/man lilac:/usr/src rose:/usr/src tulip:/export/share/man
次の例では、マウントされているディレクトリが一覧表示されます。
# showmount -d bee /export/share/man /usr/src
次の例では、共有しているファイルシステムが一覧表示されます。
# showmount -e bee /usr/src (everyone) /export/share/man eng
/network/nfs/server:default サービスの nfs_props/showmount_info プロパティーは、showmount コマンドによってクライアントに表示される情報量を制御します。デフォルト値は full です。この値を none に設定すると、クライアントにはサーバー上のリモートファイルシステムのうち、クライアントがマウントできるもののみが表示されます。ほかのクライアントに関する情報は表示されません。このプロパティーの変更方法の例については、Example 3–3 を参照してください。