Oracle® Solaris 11.2 でのネットワークファイルシステムの管理

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更新: 2014 年 7 月
 
 

NFS サーバーをリモートで確認する方法

NFS Version 4 サーバーを使用している場合は、UDP および MOUNT プロトコルのサポートは必要ありません。

  1. NFS デーモンが NFS サーバー上で起動されていることを確認します。
    # rpcinfo -s server-name|egrep 'nfs|mountd'

    次に例を示します。

    # rpcinfo -s bee|egrep 'nfs|mountd'
     100003  3,2    tcp,udp,tcp6,upd6                nfs     superuser
     100005  3,2,1  ticots,ticotsord,tcp,tcp6,ticlts,udp,upd6  mountd  superuser

    デーモンが起動していない場合は、NFS サービスを再起動してください。詳細は、NFS サービスを再起動する方法を参照してください。

  2. クライアント上で、サーバーからの UDP NFS 接続をテストします。
    # /usr/bin/rpcinfo -u bee nfs
    program 100003 Version 2 ready and waiting
    program 100003 Version 3 ready and waiting

    注 -  NFS Version 4 は UDP をサポートしません。

    サーバーが動作している場合は、rpcinfo コマンドで UDP プロトコルに関連付けられたプログラムとバージョン番号が一覧表示されます。rpcinfo コマンドで –t オプションを使用して TCP 接続を確認できます。rpcinfo コマンドが失敗する場合は、NFS サービスがサーバー上で有効になっているかどうかを確認してください。詳細は、サーバーで NFS サービスを確認する方法を参照してください。

  3. サーバーの mountd デーモンが応答していることを確認します。
    # /usr/bin/rpcinfo -u bee mountd
    program 100005 Version 1 ready and waiting
    program 100005 Version 2 ready and waiting
    program 100005 Version 3 ready and waiting

    サーバーが動作している場合は、rpcinfo コマンドで UDP プロトコルに関連付けられたプログラムとバージョン番号が一覧表示されます。–t オプションを使用すると、TCP 接続を検査できます。nfsd および mountd デーモンが動作しているかどうかを確認します。

  4. ローカル autofs サービスがクライアントで使用されていることを、正しく動作している /net または /home マウントポイントに変更することで確認します。
    # cd /net/eng

    このコマンドが失敗する場合は、クライアントで root ユーザーとして、autofs サービスを再起動してください。

    # svcadm restart system/filesystem/autofs
  5. ファイルシステムがサーバー上で予期したとおりに共有されていることを確認します。
    # /usr/sbin/showmount -e bee
    /usr/src										eng
    /export/share/man						(everyone)

    サーバーの項目とローカルマウントエントリにエラーがないことをチェックします。名前空間も確認します。この例では、最初のクライアントが eng ネットグループ内にない場合、クライアントは /usr/src ファイルシステムをマウントできません。

    すべてのローカルファイルを調べて、マウント情報を含むエントリをすべて検査します。リストには /etc/vfstab ファイルとすべての /etc/auto_* ファイルが含まれています。