autofs は、ローカル名前空間に指定されているファイルシステムで機能します。この情報は、NIS (ネットワーク情報サービス) またはローカルファイルで保守できます。Autofs は次の機能をサポートします。
完全にマルチスレッド化されたバージョンの automountd 機能により、autofs の信頼性が向上します。この機能により、複数マウントを並行して提供できるため、サーバーが使用できなくなった場合でもサービスのハングアップを回避できます。
automountd 機能はオンデマンドマウントも提供します。最上位ファイルシステムのみがマウントされます。そのマウントポイントに関係する他のファイルシステムは、必要に応じてマウントされます。
autofs サービスは間接マップの「ブラウザビリティー」をサポートします。このサポートにより、ユーザーは各ファイルシステムを実際にマウントすることなく、どのディレクトリをマウントできるかを確認できます。–nobrowse オプションにより、/net や /home などの大きなファイルシステムが自動的にブラウズ可能にならないことが保証されます。–automount コマンドで n オプションを使用することによって、autofs ブラウザビリティーをクライアントごとにオフにすることもできます。autofs ブラウザビリティーを無効にするためのさまざまな方法の詳細は、autofs ブラウザビリティーの無効化 を参照してください。