Oracle® Solaris 11.2 でのネットワークファイルシステムの管理

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更新: 2014 年 7 月
 
 

/etc/default/nfslogd ファイル

このファイルは、NFS サーバーログ機能を使用するときに使用されるいくつかのパラメータを定義します。


注 -  NFS Version 4 は NFS サーバーロギングをサポートしません。

次のパラメータを定義できます。

CYCLE_FREQUENCY

ログファイルを循環させる前に経過すべき時間数を決定するパラメータです。デフォルト値は 24 時間です。このオプションはログファイルが大きくなり過ぎるのを防ぐために使用します。

IDLE_TIME

nfslogd が、バッファーファイル内のさらなる情報を検査する前にスリープすべき秒数を決定するパラメータです。このパラメータは、構成ファイルの検査頻度も決定します。このパラメータと MIN_PROCESSING_SIZE によりバッファーファイルの処理頻度が決まります。デフォルト値は 300 秒です。この数値を増加させると、検査の回数が減ってパフォーマンスが向上します。

MAPPING_UPDATE_INTERVAL

ファイルハンドルパスマッピングテーブル内でレコードを更新する間隔を秒数で指定します。デフォルト値は 86400 秒つまり 1 日です。このパラメータは、ファイルハンドル-パスマッピングテーブルを継続的に更新することなく、テーブルを最新の状態に保つのに役立ちます。

MAX_LOGS_PRESERVE

保存するログファイル数を決めます。デフォルト値は 10 です。

MIN_PROCESSING_SIZE

バッファーファイルが処理してログファイルに書き込むための最小限のバイト数を設定します。このパラメータと IDLE_TIME によりバッファーファイルの処理頻度が決まります。デフォルト値は 524,288 バイトです。この数値を大きくするとバッファーファイルの処理回数が減ってパフォーマンスが向上します。

PRUNE_TIMEOUT

ファイルハンドルパスマッピングレコードを中断して削減できるようになるまでに経過しなければならない時間数を選択するパラメータです。デフォルト値は 168 時間、つまり 7 日間です。

UMASK

nfslogd によって作成されるログファイルのファイルモード生成マスクを指定します。デフォルト値は 0137 です。