mount コマンドで無効なオプションが指定されても警告は発行されません。この手順は、コマンド行または /etc/vfstab で使用されたオプションが有効であったかどうかを判断するのに役立ちます。
この手順の例では、次のコマンドが実行されたと想定してください。
# mount -F nfs -o ro,vers=2 bee:/export/share/local /mnt
# nfsstat -m /mnt from bee:/export/share/local Flags: vers=2,proto=tcp,sec=sys,hard,intr,dynamic,acl,rsize=8192,wsize=8192, retrans=5
bee サーバーからのファイルシステムは、プロトコルバージョンが 2 に設定された状態でマウントされました。nfsstat コマンドですべてのオプションの情報が表示されるわけではありません。しかし、オプションを確認するには nfsstat コマンドを使用することがもっとも正確な方法です。
mount コマンドは、無効なオプションをマウントテーブルに追加することができません。そのため、ファイルにリストされているオプションがコマンド行でリストされたオプションと一致していることを確認してください。この方法で、nfsstat コマンドで報告されないオプションを確認できます。
# grep bee /etc/mnttab bee:/export/share/local /mnt nfs ro,vers=2,dev=2b0005e 859934818