Oracle® Solaris 11.2 でのネットワークファイルシステムの管理

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更新: 2014 年 7 月
 
 

mount コマンドで使用されたオプションを確認する方法

mount コマンドで無効なオプションが指定されても警告は発行されません。この手順は、コマンド行または /etc/vfstab で使用されたオプションが有効であったかどうかを判断するのに役立ちます。

この手順の例では、次のコマンドが実行されたと想定してください。

# mount -F nfs -o ro,vers=2 bee:/export/share/local /mnt
  1. オプションを確認します。
    # nfsstat -m
    /mnt from bee:/export/share/local
    Flags:  vers=2,proto=tcp,sec=sys,hard,intr,dynamic,acl,rsize=8192,wsize=8192,
            retrans=5

    bee サーバーからのファイルシステムは、プロトコルバージョンが 2 に設定された状態でマウントされました。nfsstat コマンドですべてのオプションの情報が表示されるわけではありません。しかし、オプションを確認するには nfsstat コマンドを使用することがもっとも正確な方法です。

  2. /etc/mnttab ファイル内のエントリを確認します。

    mount コマンドは、無効なオプションをマウントテーブルに追加することができません。そのため、ファイルにリストされているオプションがコマンド行でリストされたオプションと一致していることを確認してください。この方法で、nfsstat コマンドで報告されないオプションを確認できます。

    # grep bee /etc/mnttab
    bee:/export/share/local /mnt nfs	ro,vers=2,dev=2b0005e 859934818