即時バーンインテストを実行する
Oracle では、システム上のデバイスの一般的な健全性をテストするために設計された 3 つのスクリプトを、あらかじめ用意しています。
これらのスクリプトは次のとおりです。
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quick.tst
このスクリプトは、テストソフトウェアと対話するために必要な一連のテストを実行します。ユーザーの操作が必要なときは停止し、タイムアウトしません。これらのテストは full.tst よりも高速ですが、詳細ではありません。たとえば、DIMM に関連付けられたテストがすべて実行されるわけではありません。
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noinput.tst
このスクリプトは、ユーザーの入力が必要なコンポーネント (キーボード、マウス、サウンド、およびビデオ) 以外のほとんどのハードウェアコンポーネントに対する大まかなテストを実行します。このテストでは、ユーザーの入力は不要です。通常これは、ハードウェア関連の問題に対して最初に実行するテストです。
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full.tst
このスクリプトは、ユーザーの入力が必要なコンポーネントを含むすべてのハードウェアコンポーネントに対する、詳細で包括的なテストを実行します。これには外部ポートのテストが含まれ、COM ポート、パラレルポート、および USB ポートのループバックコネクタが必要です。これらの対話型のテストを進めるには、テストユーティリティーとの対話が必要です。
また、あとで即時バーンインテストを使用して実行できるスクリプトを、変更したり作成したりすることもできます。詳細は、スクリプトを作成して保存する (遅延バーンインテスト)を参照してください。
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メインメニューで、「Immediate Burn-in Testing」をクリックします。
ページに設定の一覧とバーンインのメニューが表示されます。
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メニューで、「Load Burn-In Script」をクリックします。
テキストフィールドが表示されます。
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実行するスクリプトの名前 (たとえば、quick.tst、noinput.tst、または full.tst.) を入力します。
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オプションのいずれかを変更するには、ページ下部にある「Change Options」をクリックします。
「Burn-in Options」メニューが開き、現在ロードされているテストスクリプトのオプション (次の表に示されているもの) を変更できます。
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Pass Control
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Overall Time
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Overall Passes
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Individual Passes、Overall Passes、または Overall Time
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Duration
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01:00
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1
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任意の数値を入力して、テストの継続時間を選択します
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Script File
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該当なし
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quick.tst、 noinput.tst、 または full.tst
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quick.tst、noiniput.tst、または full.tst
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Report File
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なし
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なし
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ユーザー定義
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Journal File
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なし
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D:\noinput.jrl、 D:\quick.jrl、 または D:\full.jrl
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ユーザー定義
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Journal Options
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Failed Tests
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All Tests、Absent Devices、および Test Summary
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Failed Tests、All Tests、Absent Devices、および Test Summary
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Pause on Fail
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N
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N
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Y または N
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Screen Display
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Control Panel
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Control Panel
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Control Panel または Running Tests
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POST Card
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N
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N
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Y または N
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Beep Codes
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N
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N
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Y または N
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Maximum Fails
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Disabled
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Disabled
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1-9999
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「Perform Burn-in Tests」をクリックします。
診断ソフトウェアがテストスクリプトを構成のとおり実行します。