Oracle® x86 サーバー診断、アプリケーション、およびユーティリティーガイド

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更新: 2014 年 4 月
 
 

storage srt

storage srt コマンドは、単一のデバイス (指定されている場合) またはすべてのストレージデバイスで順次読み取りテスト (srt) を実行します。このコマンドは、-time フラグで指定された時間テストを実行します。テストは 0 または -s フラグで指定されたブロックから始め、デバイスからブロックを順次読み取ります。デフォルトでは、テストを一度実行し、すべてのブロックをテストします。

コマンド構文

udiag storage srt { all | <device_name> } [ RANGE ] [ TIME ]

オプション

オプション
説明
all
すべてのブロックストレージデバイスに対してテストを実行します。
<device_name>
HDDxxSATAxxUSBxxVHDxx、または VFD01 として入力する必要があります。xx は、デバイスの索引を表します。デバイスの索引を特定するには、udiag storage info コマンドを実行します。このコマンドは、すべてのブロック型デバイスを一覧表示します。
RANGE = -s <start_address> [-e <end_address>]
ストレージデバイスの範囲を設定します。
-s <start_address>
開始論理ブロックアドレス (LBA) を指定し、16 進数形式で入力します。
-e <end_address>
終了 LBA を指定し、16 進数形式で入力します。デフォルトはデバイスで最後の LBA です。
TIME = -time <n>
テストの期間を設定します。
-time <n>
最大テスト時間 (秒単位) を 16 進数で指定します。デフォルトは 0 で、時間制限がないことを示します。テストは完了まで実行されます。

リソース要件

BSP_ONLY、ONE_INSTANCE_ONLY

完了するまですべてのデバイスに対してテストを実行するには、次のように入力します。

fs0:/> udiag storage srt all

テストを HDD01 に対してブロック 100 から実行するには、次のように入力します。

fs0:/> udiag storage srt HDD01 -s 64

ブロック 16 - 4096 までのテストを HDD02 に対して 2 時間実行するには、次のように入力します。

fs0:/> udiag storage srt HDD02 -time 1c20 -s 10 -e 1000