「Preboot」メニューでは、SP ファームウェアを更新 (フラッシュ) することで Oracle ILOM ファームウェアイメージを回復できます。
通常、ホストが実行中の場合は、Oracle ILOM CLI または Web インタフェースを使用して SP を更新できます。
ホストの電源が切断されていて、SP ファームウェアイメージが破損した (Oracle ILOM を使用してサーバーの SP にアクセスできない) 場合は、「Preboot」メニューを使用して次の手順で更新できます。
始める前に
SP ファームウェアを更新するには、適切な .pkg ファイルと、サーバーの SP がネットワーク接続を介してアクセスできる TFTP サーバーが必要です。
.pkg ファイルはファームウェアパッケージの一部です。ファームウェアパッケージの入手については、サーバーモジュールのファームウェアとソフトウェアの入手を参照してください。
詳細は、「Preboot」メニューにアクセスするを参照してください。
Preboot> net config
Preboot> net dhcp
これで、DHCP ネットワークが構成されます。
TFTP サーバーにアクセスできるネットワークに接続する必要があります。
Preboot> net ping tftpIPaddress
ここで、tftpIPaddress は TFTP サーバーの IP アドレスです。
これで、ネットワーク経由で TFTP サーバーにアクセスできるかどうかが確認されます。
Preboot> net flash tftpIPaddress path/ ILOM-version-server.pkg
ここでは:
tftpIPaddress は TFTP サーバーの IP アドレスです
path は、/tftpboot からの、ファイルへの相対パスです
version は、SP ファームウェアのバージョンです
server はサーバーの名前です
例:
Preboot> net flash 192.12.173.25 images/ILOM-3_0_x_x_rxxxx-Sun_Fire_X4800M2.pkg
これで、ファームウェアイメージがダウンロードおよびフラッシュされます。一連のメッセージのあとに、「Preboot」プロンプトが表示されます。
Preboot> reset
「Preboot」メニューが終了し、サービスプロセッサがリブートします。