Oracle® x86 サーバー診断、アプリケーション、およびユーティリティーガイド

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更新: 2014 年 4 月
 
 

「Preboot」メニューを使用して SP ファームウェアイメージを回復する

「Preboot」メニューでは、SP ファームウェアを更新 (フラッシュ) することで Oracle ILOM ファームウェアイメージを回復できます。

通常、ホストが実行中の場合は、Oracle ILOM CLI または Web インタフェースを使用して SP を更新できます。

ホストの電源が切断されていて、SP ファームウェアイメージが破損した (Oracle ILOM を使用してサーバーの SP にアクセスできない) 場合は、「Preboot」メニューを使用して次の手順で更新できます。


注 -  この機能は、Sun Server X4-4 ではサポートされません。

始める前に

SP ファームウェアを更新するには、適切な .pkg ファイルと、サーバーの SP がネットワーク接続を介してアクセスできる TFTP サーバーが必要です。

.pkg ファイルはファームウェアパッケージの一部です。ファームウェアパッケージの入手については、サーバーモジュールのファームウェアとソフトウェアの入手を参照してください。

  1. 「Preboot」メニューにアクセスします。

    詳細は、「Preboot」メニューにアクセスするを参照してください。

  2. 「Preboot」プロンプトで、次のように入力します。

    Preboot> net config

    Preboot> net dhcp

    これで、DHCP ネットワークが構成されます。

    TFTP サーバーにアクセスできるネットワークに接続する必要があります。

  3. 次のように入力します。

    Preboot> net ping tftpIPaddress

    ここで、tftpIPaddress は TFTP サーバーの IP アドレスです。

    これで、ネットワーク経由で TFTP サーバーにアクセスできるかどうかが確認されます。

  4. 次のコマンドを入力します。

    Preboot> net flash tftpIPaddress path/ ILOM-version-server.pkg

    ここでは:

    • tftpIPaddress は TFTP サーバーの IP アドレスです

    • path は、/tftpboot からの、ファイルへの相対パスです

    • version は、SP ファームウェアのバージョンです

    • server はサーバーの名前です

    例:

    Preboot> net flash 192.12.173.25 images/ILOM-3_0_x_x_rxxxx-Sun_Fire_X4800M2.pkg

    これで、ファームウェアイメージがダウンロードおよびフラッシュされます。一連のメッセージのあとに、「Preboot」プロンプトが表示されます。

  5. SP を再起動します。次のように入力します。

    Preboot> reset

    「Preboot」メニューが終了し、サービスプロセッサがリブートします。