Oracle® x86 サーバー診断、アプリケーション、およびユーティリティーガイド

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更新: 2014 年 4 月
 
 

「Preboot」メニューにアクセスする

始める前に

「Preboot」メニューは 9600 ボーのみで実行されます。これは変更できません。

端末または端末エミュレータを使用する必要があります。SSH または RKVMS セッションは使用できません。

「Preboot」メニューを使用する前に、9600 ボーで通信するよう端末または端末エミュレータを設定します。


Caution

注意  -  セキュリティー上の危険。端末または端末サーバーをシリアルポートに接続すると、サーバーが不正なアクセスにさらされる可能性があります。


  1. RJ45 シリアルケーブルを使用して、端末エミュレーションソフトウェアを実行している端末またはコンピュータをサーバーのシリアル管理ポートに接続します。

    詳細は、Oracle ILOM ドキュメントライブラリを参照してください。

  2. 端末エミュレーションソフトウェアを実行中の端末またはコンピュータが 9600 ボーに設定されていることを確認します。
  3. 次のいずれかの方法を使用して、SP をブートしてブートプロセスに割り込みます。
    • 推奨 - セキュリティーの最大化
      1. check_physical_presence を有効にします。Oracle ILOM CLI で、次のように入力します。

        set /SP check_physical_presence=true.

      2. SP をブートします。

        AC 電源をシステムから取り外してから復元するか、Oracle ILOM CLI で reset /SP と入力します。

      3. 「Preboot」メニューが表示されるまで、サーバーのフロントパネルにある位置特定ボタンを押したままにします。
    • 非推奨 - セキュリティーリスクの拡大
      1. check_physical_presence を無効にします。Oracle ILOM CLI で、次のように入力します。

        set /SP check_physical_presence=false

      2. SP をブートします。

        AC 電源をシステムから取り外してから復元するか、Oracle ILOM CLI で reset /SP と入力します。

      3. 次のメッセージが表示されたら、次のように入力します。

        xyzzy

        Booting linux in
        n seconds...

        このメッセージが表示されない場合、または表示されて次に進むのが早すぎてコマンドを入力できない場合は、位置特定ボタンを使用して「Preboot」メニューにアクセスします。

    Oracle ILOM の「Preboot」メニューが、次のように表示されます。

    Booting linux in 10 seconds...
    
    ILOM Pre-boot Menu
    ------------------
    Type "h" and [Enter] for a list of commands, or "?" [Enter] for
    command-line key bindings.  Type "h cmd" for summary of 'cmd' command.
    
    Warning: SP will warm-reset after 300 seconds of idle time.
    Set 'bootretry' to -1 to disable the time-out.
    
    Preboot>
  4. 完了したら、boot コマンドを入力し、「Preboot」メニューを終了して Oracle ILOM を起動します。boot と入力します

    Caution

    注意  -  セキュリティー上の危険。システムのセキュリティーを維持するには、check_physical_presence を有効にする必要があります。


  5. check_physical_presence を有効にします。Oracle ILOM CLI で、次のように入力します。

    check_physical_presence=true


    注 -  「Preboot」メニューで check_physical_presence を有効および無効にすることもできます。詳細は、edit コマンドを使用して「Preboot」メニューを構成するを参照してください。

次のステップ