このセクションでは、UEFI 診断の出力について説明します。診断の出力がコンソール (手動モード) で表示されるか、出力ログファイル (自動モード) で表示されるかに関係なく、出力形式は同じです。診断テストが失敗した場合、診断テストの出力の解釈について Oracle カスタマーサポートに連絡してください。
テストの完了時に、UEFI 診断は 2 つの形式のうちのいずれかでテスト結果を表示します。
COMMAND_ID: COMMAND_NAME$INSTANCE_ID : PASS, FAIL
COMMAND_ID: COMMAND_NAME$INSTANCE_ID : ERROR_STATUS
ここでは:
COMMAND_ID – 0 から始まり、順次並列で実行されるすべてのコマンドインスタンスを示します。
COMMAND_NAME$INSTANCE_ID – コマンドの階層コマンド名を指定し、コマンドのインスタンスを 1 から始まる 10 進数として指定します。
Pass=<pass_count> または Fail=<error_count> として表示される PASS または FAIL – テストが合格だったか不合格だったかを示し、-pc および -ec フラグ設定と一致します。たとえば、テストが -pc 10 で呼び出された場合、エラーが検出されなければ、実行ステータスは Pass=10 と表示されます。
Time Out、Aborted、Killed、Unknown Error、または UEFI_ERROR として表示される ERROR_STATUS – コマンドがテストの開始に失敗したか、テストを完了できなかった深刻なエラーを検出したことを示します。
次に、UEFI 診断テストの出力の例を示します。
MEMORY test: - Use walking 0's 0: test$1 : Pass=1, Fail=0 - Use walking 1's 0: test$1 : Pass=1, Fail=0 - Move blocks of data around 0: test$1 : Pass=1, Fail=0 TPM PPLL test: - Physical Presence Life time Lock is not set 0: tpm : Pass=0, Fail=1