Oracle® x86 サーバー診断、アプリケーション、およびユーティリティーガイド

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更新: 2014 年 4 月
 
 

UEFI 診断の出力

このセクションでは、UEFI 診断の出力について説明します。診断の出力がコンソール (手動モード) で表示されるか、出力ログファイル (自動モード) で表示されるかに関係なく、出力形式は同じです。診断テストが失敗した場合、診断テストの出力の解釈について Oracle カスタマーサポートに連絡してください。


注 -  無効なパラメータなどのエラーが検出された場合を除き、情報のみのコマンドではテスト結果を表示しません。

テストの完了時に、UEFI 診断は 2 つの形式のうちのいずれかでテスト結果を表示します。

COMMAND_ID: COMMAND_NAME$INSTANCE_ID : PASS, FAIL

COMMAND_ID: COMMAND_NAME$INSTANCE_ID : ERROR_STATUS

ここでは:

  • COMMAND_ID – 0 から始まり、順次並列で実行されるすべてのコマンドインスタンスを示します。

  • COMMAND_NAME$INSTANCE_ID – コマンドの階層コマンド名を指定し、コマンドのインスタンスを 1 から始まる 10 進数として指定します。

  • Pass=<pass_count> または Fail=<error_count> として表示される PASS または FAIL – テストが合格だったか不合格だったかを示し、-pc および -ec フラグ設定と一致します。たとえば、テストが -pc 10 で呼び出された場合、エラーが検出されなければ、実行ステータスは Pass=10 と表示されます。

  • Time OutAbortedKilledUnknown Error、または UEFI_ERROR として表示される ERROR_STATUS – コマンドがテストの開始に失敗したか、テストを完了できなかった深刻なエラーを検出したことを示します。


注 -  Time Out ステータスは通常、コマンドのブートストラッププロセッサ部分がコマンドのアプリケーションプロセッサ部分との通信に失敗したことを示しています。このステータスは、単にテスト時間に制限を適用する -time フラグと混同しないようにしてください。

次に、UEFI 診断テストの出力の例を示します。

MEMORY test:
- Use walking 0's
0: test$1 : Pass=1, Fail=0
- Use walking 1's
0: test$1 : Pass=1, Fail=0
- Move blocks of data around
0: test$1 : Pass=1, Fail=0

TPM PPLL test:
- Physical Presence Life time Lock is not set
0: tpm : Pass=0, Fail=1