Oracle® x86 サーバー診断、アプリケーション、およびユーティリティーガイド

印刷ビューの終了

更新: 2014 年 4 月
 
 

UEFI 診断の概要

UEFI 診断テストを使用して、サーバーの問題を診断し、システムの問題の根本原因を特定します。

UEFI 診断の実行には、Oracle ILOM Web インタフェースまたはコマンド行インタフェース (CLI) のいずれかを使用できます。Oracle ILOM 内から、実行するテストのレベルを選択します。テストレベルによって、テストが自動モードで実行されるか手動モードで実行されるかも決まります。テストレベルを設定すると、サーバーがブートし、UEFI 診断を開始します。

次のいずれかのレベルで UEFI 診断を実行できます。

  • Disabled – UEFI 診断は実行されません。通常のシステム操作では、この選択を使用します。手動モードで UEFI 診断を実行したあとは「Disabled」レベルを選択する必要があります。「Disabled」を選択すると、UEFI 診断を実行する前の元のシステムのステータスが復元されます。

  • Enabled – UEFI 診断テストを自動モードで実行します。サーバーは自動的にブートし、定義済みの基本的な UEFI 診断テストセットを実行しますが、これはシステム構成に応じて完了までに 20 - 120 分かかります。Enabled レベルの診断テストの出力は、システムディレクトリ内のログファイルに書き込まれます。詳細は、自動モードでの UEFI 診断を参照してください。

  • Extended – UEFI 診断テストを自動モードで実行します。サーバーは自動的にブートし、定義済みの詳細な UEFI 診断テストセットを実行しますが、これはシステム構成に応じて完了までに 30 - 300 分かかります。Extended レベルの診断テストの出力は、システムディレクトリ内のログファイルに書き込まれます。詳細は、自動モードでの UEFI 診断を参照してください。

  • Manual – UEFI 診断テストを手動モードで実行し、UEFI シェル環境を表示します。UEFI シェルプロンプトから、コマンド行インタフェース (CLI) コマンドを入力して、UEFI 診断テストを実行します。Manual レベルの診断テストの出力は、モニター、シリアルコンソール、またはシステムに接続されたキーボード、ビデオ、マウス (KVM) のいずれかから表示されます。テストの最後に、システムを手動で Disabled レベルに戻す必要があります。詳細は、手動モードでの UEFI 診断を参照してください。