UEFI ブートモードで iSCSI 仮想ドライブプロパティーを変更する (BIOS)
UEFI ブートモードを使用するように構成されたシステムで BIOS 設定ユーティリティーの画面を使用して iSCSI 仮想ドライブを構成するには、この手順を使用します。
iSCSI 仮想ドライブは、ローカルサーバーホストオペレーティングシステムとして機能する、外部サーバーに搭載されたサポート対象オペレーティングシステムを実行するために主に使用されます。
iSCSI 仮想ドライブは、UEFI BIOS 設定ユーティリティーの iSCSI 画面で構成する必要があります。
始める前に、次の前提条件を満たしていることを確認してください。
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iSCSI の動作原理と iSCSI サーバーの設定手順を理解していること。
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iSCSI ターゲットをクライアントにマウントできることを確認済みであること。詳細は、オペレーティングシステムのドキュメントを確認してください。
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サポート対象オペレーティングシステムで実行している外部 iSCSI サーバーにアクセスできること。
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サーバーがレガシー BIOS ブートモードではなく UEFI ブートモードであること。Select UEFI or Legacy Boot Mode (BIOS)を参照してください。
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BIOS 設定ユーティリティーにアクセスします。
手順については、Accessing the BIOS Setup Utilityを参照してください。
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「Advanced」メニューに移動します。
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「iSCSI Configuration」を選択します。
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「iSCSI Initiator Name」を選択し、iSCSI イニシエータ名を iSCSI 修飾名 (iqn) 形式で指定します (例: iqn.1988-12.com.oracle:0010e02e458f)。
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「Add an Attempt」を選択します。
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iSCSI 仮想ドライブに接続するには、iSCSI サーバーに構成されたネットワークアダプタの MAC アドレスを選択します (例: 0010e02e458f)。
「Port Configuration」画面が表示されます。
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「Port Configuration」画面で、次の手順を実行します。
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「iSCSI Mode」プロパティーを「Enabled」に設定します。
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「Internet Protocol」プロパティーを「IPv4」に設定します。
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「Connection Retry Count」プロパティーを「1」に設定します。
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「Enable DHCP」プロパティーを「Enabled」または「Disabled」に設定して、iSCSI イニシエータのアドレス指定方法を指定します。
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「Enable DHCP」プロパティーを「Disabled」に設定した場合は、「Initiator IP Address」、「Initiator Subnet Mask」、および「Gateway」を指定します。
注 -
同じサブネットを使用してください。
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「Get Target Info Via DHCP」プロパティーを「Enabled」または「Disabled」に設定して、iSCSI ターゲットのアドレス指定方法を指定します。
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「Get Target Info Via DHCP」プロパティーを「Disabled」に設定した場合は、「Target IP Address」、「Target Port」、および「Boot LUN」を指定します。
注 -
ネットワークポートで iSCSI が有効にされると、そのポートで PXE は無効になります。
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ターゲット名は iSCSI 修飾名 (iqn) 形式で指定します (例: iqn.1988-12.com.oracle:X5-2-target)。
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「Authentication Type」プロパティーを「CHAP」または「None」に設定します。
CHAP とは、Challenge-Handshake Authentication Protocol のことを指します。
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「Save Changes」を選択します。
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変更を保存して BIOS 設定ユーティリティーを終了するには、F10 ファンクションキーを押します。
サーバーがリブートします。
注 -
新たに構成した iSCSI ドライブは、オペレーティングシステムをインストールするまで BIOS ブートリストには表示されません。