Oracle ILOM Web インタフェースを使用して、グラフィカルリモートコンソールリダイレクションセッションを起動します。Oracle ILOM には、ホストコンソールをリモートで表示できる Oracle ILOM リモートシステムコンソールプラスアプリケーションが含まれています。
Oracle ILOM リモートシステムコンソールプラスは、1 度に最大 4 個のグラフィカルリモートコンソールセッションの起動をサポートします。現在のすべてのリダイレクションセッションのうち、最初の (プライマリ) セッションにフルリダイレクション制御権限が付与されます。ほかのすべてのリダイレクションセッションは表示専用になります。プライマリユーザーは、Oracle ILOM リモートシステムコンソールプラスのウィンドウを終了するか、このアプリケーションの「KVMS」メニューで「Relinquish Full-Control」を選択することで、フル制御権限を放棄できます。表示専用のユーザーは、このアプリケーションの「KVMS」メニューで「Take Full-Control」を選択するか、フル制御権限があるセッションが終了したときにこのアプリケーションを再起動することで、フル制御を取得できます。
リモートコンソールリダイレクションセッションを起動する前に、次の前提条件を満たしていることを確認してください。
リダイレクションを起動するリモートシステムに Java Runtime Environment (JRE) 1.6 以降がインストールされていること。
Oracle ILOM の「Remote Control」>「KVMS」ページで、「KVMS State」プロパティーを「Enabled」に設定していること。
Oracle ILOM の「KVMS」ページで、「Mouse Mode」プロパティーまたは「Host Lock Settings」を必要に応じて変更することもできます。リモートホストで Windows、Oracle Solaris、または Absolute Mouse モードのドライバサポートを含む Linux バージョンを実行している場合は、Absolute Mouse モードを使用します。それ以外の場合、Relative Mouse モードを使用します。リモートコンソールセッションからの切断時にホストオペレーティングシステムのデスクトップを自動的にロックするには、「Host Lock Settings」を変更します。
Oracle ILOM で Console (c) 役割特権を持っていること。
ホストサーバーのオペレーティングシステムのユーザー資格を持っていること。
手順については、Launch and Log In to Oracle ILOM Through a Remote Ethernet Connectionを参照してください。
Oracle ILOM の「Summary Information」ページが表示されます。
Oracle ILOM リモートシステムコンソールプラスのウィンドウが表示されます。
または、「Remote Control」>「Redirection」ページからリモートコンソールアプリケーションを起動することもできます。
『Oracle ILOM 構成および保守用管理者ガイド、ファームウェアリリース 3.2.x』の Oracle ILOM リモートシステムコンソールプラスに関するトピック