エラスティックコンピューティング機能を使用すると、実行時に特定のワークロードについてサーバーのパフォーマンスを最大化できます。エラスティックコンピューティング機能を備えた Oracle サーバーでは、複数のその他の Intel プロセッサを 1 つのプロセッサに組み合わせる Intel Xeon® E7-8895v3 プロセッサが使用されます。これにより、必要なときに何回でも、実行時にコア数とプロセッサ速度を動的に調整できます。
エンタープライズアプリケーションまたはデータベースは、可能なかぎり多くの数のコアを搭載することで利益を得られる場合がある一方、少なくてもより高速なコアを搭載することで全体的なパフォーマンスが向上する場合もあります。Intel Xeon E7-8895 v3 プロセッサが搭載された Oracle サーバーでは、1 つの一定のワークロード専用に最適化されたプロセッサを事前選択する必要があるのではなく、実行時にエンタープライズまたはデータベースワークロードに合わせて動的に調整して、常に最大のパフォーマンスを確保できます。
Oracle ファームウェアとオペレーティングシステムは、実行時のコア数とプロセッサの最大周波数を変更するために必要なプロセッサの状態変更を効率的に処理することで、Intel Xeon E7-8895v3 プロセッサのエラスティック機能を活用できるように拡張されています。
エラスティックコンピューティング機能は、簡単に構成できます。コアを非アクティブにすると、残りのコアではより高い最大周波数を実現できます。アクティブなコアの数は、いつでも何回でも調整できます。