Oracle® X5 シリーズサーバー管理ガイド

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更新: 2015 年 7 月
 
 

ソケットおよびコアの番号を計算する

オペレーティングシステムコマンドを使用してコアをアクティブまたは非アクティブにするには、そのコアに関連付けられた仮想プロセッサまたは論理プロファイルの番号がわかっている必要があります。このタスクでは、これらの番号を計算する手順について説明します。

  • サーバーには、0 - 1、3、または 7 の番号が付いた 2 個、4 個、または 8 個のソケットがあります。

  • 各ソケットには 0 - 17 の番号が付いた 18 個のコアがあります。

  • それぞれのコアには、ハイパースレッドが有効になっているかどうかに応じて、そのコアに関連付けられた 1 つまたは 2 つの仮想プロセッサがあります。コアを非アクティブにするには、そのコアに関連付けられた両方の仮想プロセッサを非アクティブにする必要があります。

また、オペレーティングシステムコマンドを使用して、仮想プロセッサ番号を表示することもできます。次を参照してください。

  1. 最初の仮想プロセッサの番号を計算します。
    1. ソケット番号を 18 で乗算します。
    2. コア番号をソケット番号に追加します。

    たとえば、ソケット 2 でコア 2 の最初の仮想プロセッサの番号を計算するには:

    2 x 18 +2 = 38


    注 -  ハイパースレッドが無効になっている場合、これは、コアをアクティブまたは非アクティブにするために必要な唯一の番号です。
  2. ハイパースレッドが有効になっている場合、2 番目の仮想プロセッサの数を計算します。
    1. 手順 1 の番号または計算を使用して、最初の仮想プロセッサの数を計算します。

      例: 2 x 18 + 2 = 38

    2. システム内の最初の仮想プロセッサの合計数を計算するには、ソケット数を 18 で乗算します。

      たとえば、4 ソケットシステムの場合: 4 x 18 = 72

    3. 最初の仮想プロセッサの番号を、システム内の最初の仮想プロセッサの合計数に追加します。

      例: 72 + 38 = 110

  3. コア番号を取得するには、最初の仮想プロセッサ番号を 18 で除算します。
    • 商がソケット番号です。

    • 残りがコア番号です。

    たとえば、38 / 18 = 2 で、残りが 2 です。仮想プロセッサ 38 はソケット 2、コア 2 で実行されます。


    注 -  電卓を使用して残りを計算するには:
    1. コア番号を、コア当たりのプロセッサ数で除算します。この手順では、整数と小数部が生成されます。例:

      38 / 18 = 2.111111111111111

    2. 整数がソケットです。合計から減算します。例:

      2.111111111111111 - 2 = .111111111111111

    3. 小数部を 18 で乗算して、このソケットでのコア番号である残りを調べます。例:

      .111111111111111 x 18 = 2。

    コア 38 はプロセッサ 2、コア 2 です。