Oracle Solaris Studio 12.4 では、そのすべてのコンパイラおよびツールの機能が拡張されています。主な特長は、次の領域に見られます。
C++11 標準をサポートします。Chapter 2, C++ コンパイラを参照してください。
パフォーマンスデータをナビゲートおよび把握し、アプリケーションを分析する箇所を指定する操作を容易にするために、再設計されたグラフィカルインタフェースです。
パフォーマンスアナライザは Linux、Windows、または Mac クライアントから実行でき、Oracle Solaris または Linux システム上のパフォーマンスデータにリモートからアクセスできます。
Chapter 3, パフォーマンス解析ツールを参照してください。
静的解析中の誤検出を除去する能力が大幅に向上されました。
実行時データを収集するときのオーバーヘッド時間が削減されました。
Chapter 4, コード分析ツールを参照してください。
大規模なバイナリを処理するときの dbx 起動時間が短縮されました。
デバッグ情報のサイズが削減されました。
Chapter 5, デバッグツールを参照してください。
IDE 内のメモリーフットプリントが大幅に削減されたため、大規模プロジェクトのオープン、検索、および変更をさらに速く行うことができます。
プロジェクト設定により、大規模プロジェクトがバージョン管理システムで使いやすくなりました。
Chapter 6, Oracle Solaris Studio IDEを参照してください。
次に示す Oracle Sun ハードウェアサーバーのアプリケーションパフォーマンス向上のためにコンパイラおよびライブラリが最適化されました。SPARC T5、SPARC M5、SPARC M6、SPARC M10、SPARC M10+、Intel Haswell、および Intel Ivy Bridge。これらの改良の一部は、Oracle Solaris Studio 12.3 プラットフォーム固有の機能拡張リリースですでに導入済みのものです。
新しいハードウェア上でのアプリケーションパフォーマンスを参照してください。
OpenMP API 標準言語仕様の主要アップグレードである OpenMP API バージョン 4.0 の新しい機能が実装されています。
Chapter 7, OpenMP API とスレッドアナライザを参照してください。