Oracle® Solaris Studio 12.4 リリースの新機能

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更新: 2014 年 12 月
 
 

パフォーマンスライブラリの変更点

Oracle Solaris Studio パフォーマンスライブラリは、線形代数や大量の数値計算を伴う問題を解くために最適化された高速な数学サブルーチンのセットです。Oracle Solaris Studio パフォーマンスライブラリは、http://www.netlib.org の Netlib から入手できるパブリックドメインサブルーチンのコレクションに基づいています。Oracle はこれらのパブリックドメインサブルーチンを強化し、Oracle Solaris Studio パフォーマンスライブラリとしてバンドルしました。

このリリースでは次の変更が行われました。

  • SPARC T5、M5、および M6 プラットフォームおよび SPARC 64X+ でのパフォーマンス調整。

  • Oracle Solaris Studio パフォーマンスライブラリの LAPACK がバージョン 3.4.2 にアップグレードされました。次の機能を含む LAPACK 3.4.2 のすべての新機能が Oracle Solaris Studio パフォーマンスライブラリに実装されています。

    • 超高精度反復絞り込み線形ソルバー (3.2)

    • 新しい高速精密 Jacobi SVD。(3.2)

    • Rectangular Full Packed フォーマット (RFP) 用ルーチン。(3.2)

    • ピボット法によるコレスキー分解。(3.2)

    • 高速単一精密ハードウェアを活用した混合型精密反復絞り込みサブルーチン。(3.2)

    • 完全な CS 分解の計算。(3.3)

    • レベル 3 BLAS 対称無限解法および対称無限反転。(3.3)

    • xGEQRT: QR 因数分解 (インタフェースの改善)。(3.4)

    • xGEQRT3: 再帰的 QR 因数分解。(3.4)

    • xTPQRT: 通信抑制 QE シーケンシャルカーネル (3.4)

    導入された LAPACK バージョンが括弧に記載されています。