Oracle® Solaris Studio 12.4 リリースの新機能

印刷ビューの終了

更新: 2014 年 12 月
 
 

新しい派生メトリック: CPI および IPC

パフォーマンスアナライザでは、アプリケーションの実行が効率的であるか、あるいは非効率であるかを識別するのに役立つ、CPI (命令当たりのサイクル数) および IPC (サイクル当たりの命令数) と呼ばれる新しい派生メトリックが表示されます。CPI および IPC メトリックは、アプリケーション上でハードウェアカウンタプロファイリングを実行して、サイクルと命令のカウンタを指定した場合に使用できます。たとえば、メトリックを生成するために、コマンド collect -h cycles,on,insts,on を使用してプロファイルを作成できます。

非効率な領域では高い CPI または低い IPC が表示されます。プログラムの効率的な領域では低い CPI または高い IPC が表示されます。

次の図は、12 行目の CPI メトリックが高くなっているソースビューを示し、この行の実行が非効率であることを示しています。

図 3-8  ソースビューの CPI メトリック

image:ソースビューの CPI メトリック