SNMP トラップルールの宛先およびプロパティーを構成する

始める前に

• Oracle ILOM で警告ルールを作成または編集するには、Admin (a) の役割を有効にする必要があります。

• SNMP v3 トラップ警告を定義するには、Oracle ILOM で SNMPv3 ユーザー名が定義されている必要があります。Oracle ILOM で SNMP v3 ユーザー名が定義されていない場合、SNMP 警告を受信する SNMP v3 ユーザーは SNMPv3 警告メッセージを復号化できません。Oracle ILOM での SNMPv3 承認および SNMP v3 ユーザーの定義の詳細は、Managing SNMP Read and Write Access, User Accounts, and SNMP Trap Alerts (CLI)を参照してください。

• CLI Commands for Managing Alert Rule Configurationsを確認してください。

• Oracle ILOM での警告管理設定の構成の詳細は、Configuring Alert Notifications in Oracle ILOM Administrator’s Guide for Configuration and Maintenance Firmware Release 3.2.xを参照してください。

SNMP トラップを送信する宛先を構成するには、次の手順を実行します:

1. Oracle ILOM SP CLI にログインします。
2. 警告ルールの現在の設定を表示するには、show コマンドを入力します。

   例:

   -> show /SP/alertmgmt/rules/1
   /SP/alertmgmt/rules/1
      Targets:
    
      Properties:
         type = snmptrap
         level = disable
         destination = 0.0.0.0
         destination_port = 0
         community_or_username = public
         snmp_version = 1
         testrule = (Cannot show property)
    
      Commands:
         cd 
         set
         show
   

3. /SP/alertmgmt/rules ディレクトリを表示するには、次のように入力します:

   -> cd /SP/alertmgmt/rules

   -> show

   例:

   -> cd /SP/alertmgmt/rules
   -> show
   /SP/alertmgmt/rules 
     Targets:
       1
       2
       .
       .
       .
       15
     Properties:
    
     Commands:
         cd
         show
   

   SNMP トラップの宛先を構成するルールをターゲット 1 から 15 の中から選択し、そのディレクトリに移動します。

   例:

   -> cd 4

4. ルールのプロパティーを変更するには、そのルールディレクトリ内で、set コマンドを入力します。

   たとえば、「public」のコミュニティー名で SNMP v2cを使用して、クリティカルなトラップを管理クライアントに送信するルールを設定するには、次のように入力します:

   -> set type=snmptrap level=critical destination=IPaddress_of_snmp_management_station destination_port=port snmp_version=2c community_or_username=public