警告通知用に SMTP クライアントを構成する

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構成済みの電子メール通知警告を生成するには、Oracle ILOM クライアントが SMTP クライアントとして動作し、電子メール警告メッセージを送信できるようにする必要があります。Oracle ILOM クライアントを SMTP クライアントとして有効にするには、電子メール通知を処理する送信 SMTP 電子メールサーバーの IP アドレスとポート番号を指定する必要があります。
Oracle ILOM クライアントを SMTP クライアントとして有効にする前に、送信 SMTP 電子メールサーバーの IP アドレスとポート番号を入手してください。
get および set コマンドを使用すると、 SMTP クライアントを構成できます。この手順で使用する MIB オブジェクトの詳細は、有効な SMTP クライアントの MIB オブジェクトと SUN-ILOM-CONTROL-MIB を参照してください。

注 - この手順で有効な MIB オブジェクトの詳細については、この手順のあとに示す表を参照してください。

Oracle ILOM で SMTP クライアントのプロパティーを構成するには:

SNMP ツールと Oracle ILOM MIB がインストールされているホストにログインします。たとえば、次のように入力します:
ssh username@snmp_manager_ip_address

Password: password

例として、次の SNMP コマンドを参照してください:

SMTP クライアントの状態を表示するには、次のように入力します。
```
% snmpget SNMP_agent ilomCtrlSMTPEnabled.0
```

SMTP クライアントの状態を enabled に設定するには、次のように入力します:
```
% snmpset SNMP_agent ilomCtrlSMTPEnabled.0 i 1
```

SMTP サーバーの IP アドレスを表示するには、次のように入力します:
```
% snmpget SNMP_agent ilomCtrlSMTPServerIP.0
```

SMTP サーバーの IP アドレスを設定するには、次のように入力します:
```
% snmpset SNMP_agent ilomCtrlSMTPServerIP.0 s ip_address
```

SMTP クライアントのポート番号を表示するには、次のように入力します:
```
% snmpget SNMP_agent ilomCtrlSMTPPortNumber.0
```

SMTP クライアントのポート番号を設定するには、次のように入力します:
```
% snmpset SNMP_agent ilomCtrlSMTPPortNumber.0 i 25
```

送信側または「送信元」のアドレスを特定する、オプションの書式を表示するには、次のように入力します:
```
% snmpget SNMP_agent ilomCtrlSMTPCustomSender.0
```

送信側または「送信元」のアドレスを特定する、オプションの書式を構成するには、次のように入力します:

% snmpset SNMP_agent
 ilomCtrlSMTPCustomSender.0 s ???ilom-alert@HOSTNAME.abc.com'

次の表で、SMTP 電子メール警告通知の SNMP MIB オブジェクトについて説明します。

MIB オブジェクト	プロパティー	許可される値	種類	デフォルト値
`ilomCtrlSMTP Enabled`	SMTP クライアントを有効にするかどうかを指定します。	`true(1)、` `false(2)`	Integer	false
`ilomCtrlSMTP ServerIP`	ユーザーアカウントのネームサービスとして使用される SMTP サーバーの IP アドレス。	`ip_address`	String	なし
`ilomCtrlSMTP PortNumber`	SMTP クライアントのポート番号を指定します。	範囲: 0 - 65535	Integer	なし