シングルサインオンを構成する
シングルサインオン (SSO) は、Oracle ILOM へのアクセスに必要なパスワードの入力回数を減らすことができる、便利な認証サービスです。シングルサインオンは、デフォルトで有効になっています。あらゆる認証サービスと同様に、認証資格はネットワークを介して渡されます。これが望ましくない場合は、シングルサインオン認証サービスを無効にすることを検討してください。
注 -
set コマンドを使用すると、シングルサインオン MIB オブジェクトを設定できます。この手順で使用する MIB オブジェクトの説明については、手順のあとに示す表を参照してください。
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SNMP ツールと Oracle ILOM MIB がインストールされているホストにログインします。たとえば、次のように入力します:
ssh username@snmp_manager_ipaddress
Password: password
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シングルサインオンを有効にするには、次のように入力します:
ilomCtrlSingleSignonEnabled.0 i 1
例:
% snmpset SNMP_agent ilomCtrlSingleSignonEnabled.0 i 1
次の表で、シングルサインオンの SNMP MIB オブジェクトについて説明します。
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ilomCtrlSingle
SignonEnabled
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デバイスでシングルサインオン (SSO) 認証を有効にすべきかどうかを指定します。SSO によって、トークンの引き渡しが可能になり、アプリケーションごとにパスワードを入力し直す必要がなくなります。これは、システムコントローラ (SC) Web インタフェースとサービスプロセッサ (SP) Web インタフェース間、SC コマンド行インタフェースと SP コマンド行インタフェース間、SC および SP インタフェースと Java リモートコンソールアプリケーション間の SSO を可能にします。
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true(1)、
false(2)
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Integer
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なし
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