Oracle ILOM 電力割当量インタフェースを管理する

言語:

管理対象デバイスで電力制限アクティベーション状態を設定するには、次のいずれかのコマンドを使用します:

アクティブ化する場合:

$ ipmitool -H SP_hostname_or_IPaddress -U username -P password raw 0x2e 0x49 0x00 0x01 0xFF 0xFF

コマンド終了時:

dc
非アクティブ化する場合:

$ ipmitool -H SP_hostname_or_IPaddress -U username -P password raw 0x2e 0x49 0x00 0x00 0xFF 0xFF

コマンド終了時:

dc

次の表で、電力制限アクティベーション状態 (IPMItool) の入力および出力フィールドについて説明します:

フィールド	バイト	説明
入力データ	1	Sun OEM コマンドグループ番号 `0x2e`。
	2	電力制限アクティベーション状態を設定するコマンドコード `0x49`。
	3	グループ拡張子 ID `0x00`。このフィールドの値は無視されきます。
	4	電力制限アクティベーションのサブコマンド: `0x00` - 電力制限を非アクティブ化する `0x01` - 電力制限をアクティブ化する
	5-6	予約フィールド `0xFF`。このフィールドの値は無視されます。
出力データ	1	IPMItool で使用される完了コード。完了コードが「successful」の場合、システムにステータスは表示されません。ただし、完了コードの結果が「`successful`」以外の場合、失敗メッセージが表示されます。
出力データ	2	コマンド終了時にグループ拡張子 ID「`dc`」が表示されます。

電力制限割当量プロパティーを取得するには、次のように入力します:

注 - 電力制限割当量のワット数プロパティーを設定する前に、電力制限割当量ワット数取得コマンドを使用してください。

$ ipmitool -H SP_hostname_or_IPaddress -U username -P password raw 0x2e 0x4A 0x00 0x00 0x00

コマンド終了時:

dc 00 01 b3 00 02 fa 00 00 00 00 01 e9 00 00

次の表で、電力制限取得 (IPMItool) の入力および出力フィールドについて説明します:

フィールド	バイト	説明
入力データ	1	Sun OEM コマンドグループ番号 `0x2e`。
	2	電力割当量の設定を取得するコマンドコード `0x4A`。
	3	グループ拡張子 ID `0x00`。このフィールドの値は無視されきます。
	4-5	予約フィールド `0x00`。このフィールドの値は無視されます。
出力データ	1	IPMItool で使用される完了コード。コマンドの完了時に表示されません。ただし、完了コードが success 以外である場合、コマンドの完了時に失敗メッセージが表示されます。
	2	グループ拡張子 ID。前の例では、「`dc`」と表示されます。
	3	アクティベーション状態: `00` - 非アクティブ化 `01` - アクティブ化
	4	予約フィールド。前の例の値 `b3` は無視できます。
	5	電力制限を超過し、修正制限時間内に制御できない場合にとられる例外処置。戻り値: `00` - なし `01` - 強制電源切断
	6-7	ワット単位の電力制限。前の例では、`02 fa`。
	8-11	ミリ秒単位の修正制限時間。前の例では `00 00 00 00`。
	12	修正制限時間がシステムのデフォルトの制限時間であるかどうかを示すフラグ。 `00` - デフォルト以外 `01` - デフォルト
	13	予約フィールド。前の例に示されている値 (`e9`) は無視できます。
	14-15	予約フィールド。前の例に示されている値 (`00 00`) は無視できます。

電力制限を設定するには、次のように入力します:

注 - 電力制限設定コマンドは、システムの電力割当量の制限を設定します。このコマンドを使用して、システムの最大電力使用量を設定します。電力制限は、交流および直流の周期を通して常に一定であるべきです。

$ ipmitool -H SP_hostname_or_IPaddress -U username -P password raw 0x2e 0x4B 0x00 0xff 0xff 0xff 0x01 0x02 0xaa 0x00 0x00 0x1b 0x58 0x00 0xff 0x00 0x00

コマンド終了時:

dc 00

次の表で、電力制限設定 (IPMItool) の入力および出力フィールドについて説明します:

フィールド	バイト	説明
入力データ	1	Sun OEM コマンドグループ番号 `0x2e`。
	2	電力割当量を設定するコマンドコード `0x4B`。
	3	グループ拡張子 ID `0x00`。このフィールドの値は無視されきます。
	4-6	予約フィールド `0xff 0xff 0xff`。このフィールドの値は無視されます。
	7	例外処置。`00` - なし、`01` - 強制電源切断
	8-9	ワット数での電力制限。例: `0x2a` `0xaa`
	10-13	ミリ秒単位の修正制限時間。例: `0x00 0x00 0x1b 0x58`制限時間がデフォルトに設定されている場合、この値は無視されます。次のバイトの項を参照してください。
	14	システムのデフォルトの制限時間を使用するかどうかを示すフラグ。10-13 バイトの修正制限時間は無視されます。`0x00` - デフォルト以外、`0x01` - デフォルト
	15	予約フィールド `0xff`。このフィールドの値は無視されきます。
	16-17	予約フィールド `0x00 0x00`。このフィールドの値は無視されきます。
出力データ	1	IPMItool で使用される完了コード。完了コードが「successful」の場合、システムにステータスは表示されません。ただし、完了コードの結果が「successful」以外の場合、失敗メッセージが表示されます。
出力データ	2	コマンド終了時にグループ拡張子 ID「`dc`」が表示されます。