存在センサータイプ値の表示と解釈

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IPMItool は各存在センサータイプレコードの「States Asserted」フィールドの出力をサポートします。この「States Asserted」フィールドは、IPMItool の出力に次のいずれかとして表示されます:
- States Asserted = Entity Presence
  
  「States Asserted = Entity Presence」フィールドが表示されると、ハードウェアコンポーネントのセンサー出力に、Present(=1)、Absent(=2)、Disabled(=4) の 3 つの有効な値のいずれかが表示されます。
  
  または
- States Asserted =Availability State
  
  「States Asserted = Availability State」フィールドが表示されると、ハードウェアコンポーネントのセンサー出力に、Device Absent(=1) と Device Present(=2) の 2 つの有効な値のいずれかが表示されます。
  
  注 - Oracle ILOM は両方の「States Asserted」フィールドの出力をサポートします。ただし、一部の Oracle ハードウェアプラットフォームでは、可能性のある States Asserted フィールド (Entity Presence または Availability State) の両方またはいずれかをサポートする場合があります。
IPMI 存在センサータイプとして提供される値を解釈する方法について詳しくは、IPMI 2.0 仕様の「Section 42 - Sensor and Event Code Tables」を参照してください。センサー値を解釈する方法を理解するには、Section 42 のすべてを理解することが不可欠です。

Oracle ハードウェアプラットフォームに固有のセンサーの詳細については、プラットフォームの Oracle ILOM 補足マニュアルまたは管理ガイドを参照してください。

IPMItool 存在センサータイプ値を表示および解釈するには、次の手順を実行します:

ハードウェアコンポーネントの実際のセンサー値を表示するには、IPMItool sdr list コマンドを使用します。
たとえば、sdr list コマンドの発行後に、PCIE ハードウェアコンポーネントに対して、次の存在センサータイプ値が表示されます。
```
PCIE_CC/PRSNT    | 0x02              | ok
PCIE0/F20/PRSNT  | 0x01              | ok
```

存在センサータイプの States Asserted フィールド値を判断するには、IPMItool sensor get コマンドを使用します。
IPMItool から sensor get コマンドの発行後、次の States Asserted フィールドのいずれかが表示されます:
- States Asserted = Entity Presence
  
  次の例で、States Asserted = Entity Presence フィールドに表示されている値は Absent です。
```
$ ipmitool sensor get  PCIE_CC/PRSNT
Locating sensor record...
Sensor ID              : PCIE_CC/PRSNT (0xad)
Entity ID             : 49.0
Sensor Type (Discrete): Entity Presence
States Asserted       : Entity Presence
[Absent]
```
- States Asserted = Availability State
  
  次の例で、States Asserted = Availability State フィールドに表示されている値は Device Absent です。
```
$ ipmitool sensor get PCIE1/PRSNT
Locating sensor record...
Sensor ID              : PCIE1/PRSNT (0xe6)
Entity ID             : 11.0
Sensor Type (Discrete): Entity Presence
States Asserted       : Availability State
[Device Absent]
```