SNMP 読み取り/書き込みアクセスおよび承認を設定する

始める前に

• Oracle ILOM で SNMP プロパティーを変更するには、Admin の役割 (a) が有効になっている必要があります。

• SNMP の service 状態は、デフォルトで enabled で出荷されています。

• SNMP の set requests 状態は、デフォルトで disabled で出荷されています。Oracle ILOM で SNMP 書き込みアクセスを許可するには、set requests 状態を有効にします。

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  注 -  Oracle ILOM で set requests 状態が無効になっている場合、SNMP オブジェクトはすべて読み取り専用となり、snmpset コマンドは処理されません。

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• Oracle ILOM は v1、v2c、および v3 の各 SNMP プロトコルバージョン用の認証プロパティーを提供します。

  • SNMP v1 および v2c の場合、ユーザー認証を管理するために、Oracle ILOM では communities プロパティーが用意されており、public と private の値を指定できます。ただし、SNMP v1 および v2c の communities プロパティー値は、デフォルトで disabled で出荷されています。

  • SNMP v3 の場合、ユーザー認証を管理するために、Oracle ILOM では users プロパティーが用意されています。users プロパティーは、デフォルトで enabled で出荷されています。SNMP v3 の users プロパティーには、ユーザー用のパッケージ化済みの値は用意されていません。

SNMP サービスの状態、プロパティーを設定するには:

1. Oracle ILOM Web インタフェースにログインします。
2. 左側のナビゲーションパネルで「ILOM Administration」をクリックします。
3. 「Management Access」>「SNMP」をクリックします。

   「SNMP Management」ページが表示されます。

   
   
4. SNMP ポートを有効にするには、「State」チェックボックスをクリックします。

   「State」が無効の場合、SNMP ポートがブロックされ、Oracle ILOM とネットワーク間の SNMP 通信はすべて禁止されます。

5. 「Port」テキストフィールドに、ポート番号を入力します。
6. 「Engine ID」フィールドは空白のままにしておきます。これにより、デフォルト設定を使用できます。

   エンジン ID は、SNMP エージェントによって自動的に設定されます。このフィールドを使用してエンジン ID を設定することもできますが、このフィールドは空白のままにしておいてください。エンジン ID によって SNMP エンジンが一意に識別され、ユーザーは SNMP エージェントへの問い合わせを行うことができます。SNMP v3 のセキュリティーに精通し、この設定がどのように使用されるかを十分理解している場合にのみ、このフィールドを使用してエンジン ID を設定してください。

7. 「Set Requests」オプションを有効または無効にするには、「Set Requests」チェックボックスを選択または選択解除します。

   「Set Requests」オプションが無効になっている場合、SNMP オブジェクトはすべて読み取り専用となり、snmpset コマンドは処理されません。

8. SNMP v1、v2c、または v3 を有効にするには、「Protocols」チェックボックスをクリックします。

   SNMP v3 がデフォルトで有効になっています。v1、v2c、および v3 のプロトコルバージョンは有効にしたり無効にしたりできます。

9. 「Save」をクリックします。

   「SNMP Management」ページの下部で、SNMP コミュニティーまたはユーザーを追加、編集、または削除することもできます。