SNMP の機能には、次の 2 つのコンポーネントが必要です:
ネットワーク管理ステーション – ネットワーク管理ステーションは、管理対象ノードをモニターおよび制御する管理アプリケーションをホストします。
管理対象ノード – 管理対象ノードとは、Oracle ILOM を実行しているサービスプロセッサ (SP) などの管理ステーションからの要求の実行に責任を負う SNMP 管理エージェントをホストするデバイス (サーバー、ルーター、ハブなど) のことです。管理対象ノードはまた、トラップの形式で管理ステーションに要求外のステータス情報を提供することもできます。
SNMP は、管理ステーションと SNMP エージェントの間で管理情報をやりとりするために使用されるプロトコルです。
SNMP エージェントは Oracle サーバーにプリインストールされており、Oracle ILOM 上で実行されるため、すべての SNMP 管理が Oracle ILOM 経由で実行されます。この機能を使用するには、使用しているオペレーティングシステムに SNMP クライアントアプリケーションが必要です。
管理ステーションとエージェントの両方が SNMP メッセージを使用して通信します。管理ステーションは、情報の送受信が可能です。エージェントはリクエストに応答し、トラップの形式で非送信請求メッセージを送信できます。管理ステーションおよびエージェントは、次の機能を使用します:
Get
GetNext
GetResponse
Set
Trap