IPMItool を使用して Oracle ILOM CLI コマンドをスクリプト化する

IPMItool から ILOM CLI を使用する主な利点は、CLI コマンドをスクリプト化して、そのスクリプトを複数のサービスプロセッサ (SP) インスタンスで実行できることです。スクリプト化が可能なのは、CLI コマンドを IPMItool コマンド行に含めることができ、コマンド行上の各引数が個別の Oracle ILOM CLI コマンド として扱われるためです。コマンドの区切りは、各 Oracle ILOM CLI コマンドの先頭と末尾に二重引用符 (") を含めることで記録されます。

次の例では、IPMItool コマンド行に 2 つの CLI コマンドを含める方法を示しています。この例では、各コマンドの先頭と末尾に二重引用符が付けられています。

# ipmitool -H SP_hostname_or_IPaddress -U username -P password sunoem cli 
“show /SP/services” “show /SP/logs”
Connected. Use ^D to exit.
-> show /SP/services
 /SP/services
   Targets:
      http
      https
      ipmi
      kvms
      servicetag
      snmp
      ssh
      sso
 
    Properties:
 
    Commands:
      cd
      show
 
-> show /SP/logs
 /SP/logs
   Targets:
      audit
      event
 
   Properties:
 
   Commands:
      cd
      show
-> Session closed
 Disconnected