SNMP ネットワーク環境の構成

1. Oracle ILOM コマンド行インタフェース (CLI) にログインします。

   Oracle ILOM にログインする手順については、Log In to the Oracle ILOM CLI in Oracle ILOM User’s Guide for System Monitoring and Diagnostics Firmware Release 3.2.xを参照してください。

2. Oracle ILOM で、create コマンドを発行して、次の例のように読み取り/書き込みアクセスを持つ SNMP コミュニティーを作成します。

   -> create /SP/services/snmp/communities/community_name permission=rw

3. set コマンドを発行して、次の例のように SNMP アクセスを有効にして SNMP エージェントポートアドレスを指定します。

   -> set /SP/services/snmp servicestate=enabled v2c=enabled sets=enabled port=161

4. Oracle ILOM MIB を $HOME/mibs ディレクトリにダウンロードします。

   Oracle ILOM MIB をダウンロードする手順については、Downloading SNMP MIBs Using Oracle ILOMを参照してください。

5. $HOME/mibs ディレクトリ内の $HOME/.snmp/snmp.conf ファイルで、次のように指定します。

   defversion          2c
   defcommunity        community_name
   defaultPort         161
   mibs                ALL
   mibdirs             +$HOME/mibs
   

6. 次のコマンドを発行して、新しい構成をテストします。

   %snmpset SNMP_agent sysName.0 s mynewname
   

   コマンドによって、システムで次のような出力が生成されます。

   RFC1213-MIB::sysName.0 = STRING: “mynewname”