Oracle® ILOM SNMP および IPMI 用プロトコル管理リファレンスファームウェア Release 3.2.x

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更新: 2015 年 6 月
 
 

snmptrapd コマンド

snmptrapd は、SNMP トラップおよび通知メッセージを受信して記録する SNMP アプリケーションです。システムがこれらのメッセージを受信するためには、事前にこれらのメッセージを待機するトラップデーモンを構成しておく必要があります。

トラップデーモンを構成するには:

  1. SNMP トラップの宛先を構成します。

    次の例では、snmpset コマンドを使用して snmptrapd デーモンを構成する方法を示しています:

    % snmpset  SNMP_agent ilomCtrlAlertType.1 i 2 ilomCtrlAlertSeverity.1 i 2 
    ilomCtrlAlertDestinationIP.1 a dest_ipaddress ilomCtrlAlertDestinationPort.1 i 
    port_number ilomCtrlAlertSNMPCommunityOrUsername.1 s private 
    ilomCtrlAlertSNMPVersion.1 i 2
    SUN-ILOM-CONTROL-MIB::ilomCtrlAlertType.1 = INTEGER: snmptrap(2)
    SUN-ILOM-CONTROL-MIB::ilomCtrlAlertSeverity.1 = INTEGER: critical(2)
    SUN-ILOM-CONTROL-MIB::ilomCtrlAlertDestinationIP.1 = IpAddress: dest_ipaddress
    SUN-ILOM-CONTROL-MIB::ilomCtrlAlertDestinationPort.1 = INTEGER: port_number
    SUN-ILOM-CONTROL-MIB::ilomCtrlAlertSNMPCommunityOrUsername.1 = STRING: private
    SUN-ILOM-CONTROL-MIB::ilomCtrlAlertSNMPVersion.1 = INTEGER: v2c(2)
    
  2. トラップの受信側のアプリケーションである snmptrapd を起動します。

  3. テストトラップを作成して、トラップがエージェント (管理対象ノード上) によって送信され、トラップ受信側 (管理ステーション) によって受信されていることを検証します。

    デーモンの実行中に、SNMP エージェントを実行しているホスト上の Oracle ILOM CLI にログインし、次のコマンドを入力します:

    -> set /SP/alertmgmt/rules/n testrule=true


    注 -  必ずトラップデーモンをテストして、適切に構成されていることを確認してください。

    次の例は、管理ステーションで testalert トラップを受信したときのサンプル出力です:

    SUN-ILOM-CONTROL-MIB::ilom.103.2.1.20.0 = STRING: "This is a test trap"