Active Directory 代替サーバーを管理する

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注 - get および set コマンドを使用すると、MIB オブジェクトプロパティーの値を設定し、 Active Directory 代替サーバー設定を構成できます。この手順で使用する MIB オブジェクトの説明については、手順のあとに示す表を参照してください。

SNMP ツールと Oracle ILOM MIB がインストールされているホストにログインします。たとえば、次のように入力します:
ssh username@snmp_manager_ipaddress

Password: password

次の SNMP コマンドの例を参照してください:

Active Directory 代替サーバー ID 番号 2 の IP アドレスを表示するには、次のように入力します:

% snmpget SNMP_agent
 ilomCtrlActiveDirAlternateServerIp.2
SUN-ILOM-CONTROL-MIB::ilomCtrlActiveDirAlternateServerIp.2 = 
IpAddress: 10.7.143.236

Active Directory 代替サーバー ID 番号 2 の IP アドレスを 10.7.143.246 に設定するには、次のように入力します:

% snmpset SNMP_agent
ilomCtrlActiveDirAlternateServerIp.2 a 10.7.143.246
SUN-ILOM-CONTROL-MIB::ilomCtrlActiveDirAlternateServerIp.2 = 
IpAddress: 10.7.143.246
% snmpget  SNMP_agent
ilomCtrlActiveDirAlternateServerIp.2
SUN-ILOM-CONTROL-MIB::ilomCtrlActiveDirAlternateServerIp.2 = 
IpAddress: 10.7.143.246

Active Directory 代替サーバー ID 番号 2 のポート番号を表示するには、次のように入力します:

% snmpget SNMP_agent
ilomCtrlActiveDirAlternateServerPort.2
SUN-ILOM-CONTROL-MIB::ilomCtrlActiveDirAlternateServerPort.2 = 
INTEGER: 636

Active Directory 代替サーバー ID 番号 2 のポート番号を 639 に設定するには、次のように入力します:

% snmpset SNMP_agent
ilomCtrlActiveDirAlternateServerPort.2 i 639
SUN-ILOM-CONTROL-MIB::ilomCtrlActiveDirAlternateServerPort.2 = 
INTEGER: 639
% snmpget SNMP_agent
ilomCtrlActiveDirAlternateServerIp.2
SUN-ILOM-CONTROL-MIB::ilomCtrlActiveDirAlternateServerPort.2 = 
INTEGER: 639

Active Directory 代替サーバー ID 番号 2 の証明書のステータスを表示するには、次のように入力します:

% snmpget SNMP_agent
ilomCtrlActiveDirAlternateServerCertStatus.2
SUN-ILOM-CONTROL-MIB::ilomCtrlActiveDirAlternateServerCertStatus.
2 = STRING: certificate not present

Active Directory 代替サーバー ID 番号 2 の証明書 URI を表示するには、次のように入力します:

% snmpget SNMP_agent
ilomCtrlActiveDirAlternateServerCertURI.2
SUN-ILOM-CONTROL-MIB::ilomCtrlActiveDirAlternateServerCertURI.2 = 
STRING: none

サーバーに関連付けられる証明書情報が true に設定されている場合、それを消去するには、次のように入力します:
```
% snmpset SNMP_agent
ilomCtrlActiveDirAlternateServerCertClear.0 i 1
```

代替サーバー証明書ファイルの証明書のバージョンを表示するには、次のように入力します:
```
% snmpget SNMP_agent
ilomCtrlActiveDirAlternateServerCertVersion.0
```

代替サーバー証明書ファイルのシリアル番号を表示するには、次のように入力します:
```
% snmpget SNMP_agent
ilomCtrlActiveDirAlternateServerCertSerialNo.0
```

代替サーバー証明書ファイルの発行元を表示するには、次のように入力します:
```
% snmpget SNMP_agent
ilomCtrlActiveDirAlternateServerCertIssuer.0
```

代替サーバー証明書ファイルのサブジェクトを表示するには、次のように入力します:
```
% snmpget SNMP_agent
ilomCtrlActiveDirAlternateServerCertSubject.0
```

代替サーバー証明書ファイルの有効な開始日を表示するには、次のように入力します:
```
% snmpget SNMP_agent
ilomCtrlActiveDirAlternateServerCertValidBegin.0
```

代替サーバー証明書ファイルの有効な終了日を表示するには、次のように入力します:

% snmpget SNMP_agent
ilomCtrlActiveDirAlternateServerCertValidEnd.0

次の表で、Active Directory 代替サーバー SNMP MIB オブジェクトについて説明します。

MIB オブジェクト	説明	許可される値	種類	デフォルト値
`ilomCtrlActive DirAlternate ServerId`	Active Directory 代替サーバーテーブルの整数の識別子。	1 - 5 このオブジェクトは読み取りアクセスも書き込みアクセスもできません。	Integer	なし
`ilomCtrlActive DirAlternate ServerIP`	ユーザーアカウントのネームサービスとして使用される Active Directory 代替サーバーの IP アドレス。	`ipaddress`	String	なし
`ilomCtrlActive DirAlternate ServerPort`	Active Directory 代替サーバーのポート番号を指定します。ポートを 0 に指定すると、自動選択によって既知のポート番号が使用されます。1 - 65535 を指定すると、明示的にポート番号が設定されます。	`ポート番号` (範囲: 0 - 65535)	Integer	なし
`ilomCtrlActive DirAlternate ServerCert Status`	証明書ファイルのステータスを示す文字列。これは、証明書ファイルが存在するかどうかを判断するのに役立ちます。	`ステータス` (最大サイズ: 255 文字)	String	なし
`ilomCtrlActive DirAlternate ServerCertURI`	これは「Strict Certificate Mode」が有効な場合に必要な証明書ファイルの URI です。この URI を設定するとファイルが転送され、証明書が証明書の認証にすぐに使用できるようになります。このほかに、証明書を直接操作するために `remove` または `restore` がサポートされます。	`URI`	String	なし