この手順を実行して、ノードをグローバルクラスタから削除します。
phys-schost# プロンプトは、グローバルクラスタのプロンプトを表します。この手順は、グローバルクラスタ上で実行します。
この手順では、長形式の Oracle Solaris Cluster コマンドを使用します。多くのコマンドには短縮形もあります。コマンド名の形式の長短を除き、コマンドは同一です。
グローバルクラスタのノードから、次の手順のステップをすべて実行します。
ゾーンクラスタノードの場合は、この手順を実行する前に、ゾーンクラスタからノードを削除する方法の手順を実行します。
SPARC ベースのシステム上で、次のコマンドを実行します。
ok boot -x
x86 ベースのシステム上で、次のコマンドを実行します。
shutdown -g -y -i0 Press any key to continue
GRUB ベースのブートの詳細は、Oracle Solaris 11.2 システムのブートとシャットダウン のシステムのブートを参照してください。
[ Minimal BASH-like line editing is supported. For the first word, TAB lists possible command completions. Anywhere else TAB lists the possible completions of a device/filename. ESC at any time exits. ] grub edit> kernel$ /platform/i86pc/kernel/#ISADIR/unix -B $ZFS-BOOTFS -x
画面には編集されたコマンドが表示されます。
カーネルブートパラメータコマンドへのこの変更は、システムをブートすると無効になります。次にノードをリブートする際には、ノードはクラスタモードでブートします。クラスタモードではなく、非クラスタモードでブートするには、これらの手順を再度実行して、カーネルブートパラメータコマンドに –x オプションを追加します。
phys-schost# clnode clear –F nodename
rg_system=true が設定されているリソースグループがある場合、clnode clear -F コマンドが成功するためには、それらを rg_system=false に変更する必要があります。clnode clear -F を実行したあとに、そのリソースグループを rg_system=true に戻します。
phys-schost# clnode remove –F
クラスタ内の最後のノードを削除する場合は、そのノードがクラスタモードモードでないこと、およびクラスタ内にアクティブなノードがないことが必要です。
phys-schost# clnode status nodename
次に、ノード phys-schost-2 をクラスタから削除する方法を示します。clnode remove コマンドは、クラスタから削除するノード (phys-schost-2) から非クラスタモードで実行されます。
[Remove the node from the cluster:] phys-schost-2# clnode remove phys-schost-1# clnode clear -F phys-schost-2 [Verify node removal:] phys-schost-1# clnode status -- Cluster Nodes -- Node name Status --------- ------ Cluster node: phys-schost-1 Online
関連項目
削除するノードから Oracle Solaris Cluster ソフトウェアをアンインストールする方法については、クラスタノードから Oracle Solaris Cluster ソフトウェアをアンインストールする方法を参照してください。
ハードウェア手順については、Oracle Solaris Cluster 4.2 Hardware Administration Manual を参照してください。
クラスタノードを削除するタスクの総合的な一覧については、Table 8–2 を参照してください。
既存のクラスタにノードを追加するには、既存のクラスタまたはゾーンクラスタにノードを追加する方法を参照してください。