デバイスグループの管理
          クラスタの要件の変化により、クラスタ上のデバイスグループの追加、削除、または変更が必要となる場合があります。Oracle Solaris Cluster には、このような変更を行うために使用できる clsetup と呼ばれる対話型インタフェースがあります。clsetup は cluster コマンドを生成します。生成されるコマンドについては、各説明の後にある例を参照してください。次の表に、デバイスグループを管理するためのタスクを示し、またこのセクションの適切な手順へのリンクを示します。
    
|  | 注意  - 
      ほかのノードが有効なクラスタメンバーであり、それらのノードの少なくとも 1 つがディスクセットを持つ場合は、クラスタの外側でブートされるクラスタノードで metaset —s setname —f -t を実行しないでください。
     | 
注 - 
      Oracle Solaris Cluster ソフトウェアは、クラスタ内のディスクデバイスやテープデバイスごとに、raw ディスクデバイスグループを自動的に作成します。ただし、クラスタデバイスグループはグローバルデバイスとしてアクセスされるまでオフラインのままです。 
    
            Oracle Solaris Cluster Manager GUI を使用して、デバイスグループをオンラインにしたり、オフラインにしたりすることもできます。GUI のログイン手順については、Oracle Solaris Cluster Manager にアクセスする方法を参照してください。
    
      表 5-3  タスクマップ: デバイスグループの管理
      
      | 
        
        
        
          
            |  |  |  
            | cldevice populate コマンドを使用することにより、再構成のリブートを行わずにグローバルデバイス名前空間を更新する |  |  
            | グローバルデバイス名前空間で使用する lofi デバイスのサイズを変更する |  |  
            | 既存のグローバルデバイス名前空間を移動する |  |  
            | metaset コマンドを使用することにより、Solaris Volume Manager ディスクセットを追加し、それらをデバイスグループとして登録する |  |  
            | cldevicegroup コマンドを使用することにより、raw ディスクデバイスグループを追加および登録する |  |  
            | cldevicegroup コマンドを使用することにより、ZFS に名前付きデバイスグループを追加する |  |  
            | metaset コマンドおよび metaclear コマンドを使用することにより、構成から Solaris Volume Manager デバイスグループを削除する |  |  
            | cldevicegroup、metaset、および clsetup コマンドを使用することにより、すべてのデバイスグループからノードを削除する |  |  
            | metaset コマンドを使用することにより、Solaris Volume Manager デバイスグループからノードを削除する |  |  
            | cldevicegroup コマンドを使用することにより、raw ディスクデバイスグループからノードを削除する |  |  
            | clsetup を使用して cldevicegroup を生成することにより、デバイスグループのプロパティーを変更する |  |  
            | cldevicegroup show コマンドを使用することにより、デバイスグループとプロパティーを表示する |  |  
            | clsetup を使用して cldevicegroup を生成することにより、デバイスグループのセカンダリの希望数を変更する |  |  
            | cldevicegroup switch コマンドを使用することにより、デバイスグループのプライマリノードを切り替える |  |  
            | metaset コマンドを使用することにより、デバイスグループを保守状態にする |  |  |