2 つのマネージャーサービスが実行されていることを確認します。
# svcs system/cluster/manager\*
STATE STIME FMRI online Oct_30 svc:/system/cluster/manager-glassfish3:default online Oct_30 svc:/system/cluster/manager:default
svcadm コマンドを使用して、system/cluster/manager-glassfish3 を無効または有効にします。このアクションにより、アプリケーションサーバーが停止して再起動します。system/cluster/manager はオンラインのままにしてください。無効または有効にする必要はありません。
Oracle Solaris Cluster Manager に接続できない場合は、usr/sbin/cacaoadm status を入力して、共通エージェントコンテナが実行されているかどうかを調べます。共通エージェントコンテナが実行されていない場合、ログインページは表示されますが、認証はできません。共通エージェントコンテナを手動で起動するには、/usr/sbin/cacaoadm start を入力します。
Oracle Solaris Cluster Manager は、強力な暗号化技術を使用して、Oracle Solaris Cluster Manager Web サーバーと各クラスタノードの間のセキュアな通信を確保しています。
GUI でデータサービス構成ウィザードを使用するか、またはその他の GUI タスクを実行しているときに Cacao 接続エラーが発生する場合があります。この手順では、共通エージェントコンテナのセキュリティーファイルをすべてのクラスタノードにコピーします。これにより、共通エージェントコンテナのセキュリティーファイルがすべてのクラスタノード上で同じであり、コピーされたファイルが正しいファイルアクセス権を保持することが保証されます。この手順を実行すると、セキュリティー鍵が同期されます。
phys-schost# /usr/sbin/cacaoadm stop
phys-schost-1# cd /etc/cacao/instances/default/
phys-schost-1# tar cf /tmp/SECURITY.tar security
/etc/cacao/instances/default/ ディレクトリにすでにセキュリティーファイルがある場合は、すべて上書きされます。
phys-schost-2# cd /etc/cacao/instances/default/ phys-schost-2# tar xf /tmp/SECURITY.tar
セキュリティーのリスクを避けるために tar ファイルの各コピーを削除する必要があります。
phys-schost-1# rm /tmp/SECURITY.tar phys-schost-2# rm /tmp/SECURITY.tar
phys-schost# /usr/sbin/cacaoadm start
GUI を実行しているノード以外のノードに関する情報を表示しようとしたときにシステムエラーメッセージが表示された場合は、共通エージェントコンテナのネットワークバインドアドレスパラメータが正しい値である 0.0.0.0 に設定されていることを確認してください。
クラスタの各ノード上で次の手順を実行します。
phys-schost# cacaoadm list-params | grep network network-bind-address=0.0.0.0
ネットワークバインドアドレスが 0.0.0.0 以外の値に設定されている場合は、それを目的のアドレスに変更する必要があります。
phys-schost# cacaoadm stop phys-schost# cacaoadm set-param network-bind-address=0.0.0.0 phys-schost# cacaoadm start