この手順では、既存のゾーンクラスタで使用するネットワークアドレスを追加します。ネットワークアドレスは、論理ホストまたは共有 IP アドレスリソースをゾーンクラスタに構成する場合に使用します。clsetup ユーティリティーを複数回実行して、必要な数のネットワークアドレスを追加できます。
Oracle Solaris Cluster Manager GUI を使用して、ゾーンクラスタにネットワークアドレスを追加することもできます。GUI のログイン手順については、Oracle Solaris Cluster Manager にアクセスする方法を参照してください。
clsetup ユーティリティーを起動します。
phys-schost# clsetup
メインメニューが表示されます。
論理ホストまたは共有 IP アドレスリソースをゾーンクラスタに構成する場合に使用されるネットワークアドレスを指定します。たとえば、192.168.100.101 です。
次の種類のネットワークアドレスがサポートされています。
有効な IPv4 アドレス (オプションで / および接頭辞長が続く)。
有効な IPv6 アドレス (/ および接頭辞長が続く必要があります)。
IPv4 アドレスに解決するホスト名。IPv6 アドレスに解決するホスト名はサポートされていません。
ネットワークアドレスの詳細は、zonecfg(1M) のマニュアルページを参照してください。
構成の変更の結果が表示されます。例を示します。
>>> Result of Configuration Change to the Zone Cluster(sczone) <<< Adding network address to the zone cluster... The zone cluster is being created with the following configuration /usr/cluster/bin/clzonecluster configure sczone add net set address=phys-schost-1 end All network address added successfully to sczone.