ZFS をレプリケートするには、名前付きデバイスグループを作成し、zpool に属するディスクを一覧表示する必要があります。デバイスは、一度に 1 つのデバイスグループのみに属することができるため、デバイスを含む Oracle Solaris Cluster デバイスグループがすでにある場合、そのデバイスを新しい ZFS デバイスグループに追加する前にそのグループを削除する必要があります。
作成する Oracle Solaris Cluster デバイスグループ (Solaris Volume Managerまたは raw ディスク) の名前は、レプリケートされたデバイスグループと同じ名前にする必要があります。
たとえば、2 つのデバイス /dev/did/dsk/d2 と /dev/did/dsk/d13 を含む mypool と呼ばれる zpool がある場合、d2 と d13 と呼ばれる 2 つのデフォルトデバイスグループを削除する必要があります。
# cldevicegroup offline dsk/d2 dsk/d13 # cldevicegroup delete dsk/d2 dsk/d13
# cldevicegroup create -n pnode1,pnode2 -d d2,d13 -t rawdisk mypool
このアクションでは、mypool(zpool と同じ名前)と呼ばれるデバイスグループが作成され、raw デバイス /dev/did/dsk/d2 と /dev/did/dsk/d13 を管理します。
# zpool create mypool mirror /dev/did/dsk/d2 /dev/did/dsk/d13
# clrg create -n pnode1,pnode2 migrate_srdfdg-rg
このデバイスは、Step 2 で作成しました。
# clrs create -t HAStoragePlus -x globaldevicepaths=mypool -g \ migrate_srdfdg-rg hasp2migrate_mypool
# clrg create -n pnode1,pnode2 -p \ RG_affinities=+++migrate_srdfdg-rg oracle-rg
resource_dependencies プロパティーをStep 5 で作成した Step 5 リソースに設定します。
# clrs create -g oracle-rg -t HAStoragePlus -p zpools=mypool \ -p resource_dependencies=hasp2migrate_mypool \ -p ZpoolsSearchDir=/dev/did/dsk hasp2import_mypool